自動調理鍋を発売 日本で人気の「無水」 シャープ 

 シャープの現地法人シャープ・エレクトロニクス・インドネシア(SEID)は19日、中央ジャカルタで会見を開き、インドネシアで初の無水・自動調理鍋「ヘルシオ・オートマティック・クックウエア」の発売を発表した。  

 2015年に日本で「ホットクック」の商品名で発売された同様の製品は、手軽においしくヘルシーな料理を作れると主婦層を中心に人気を集めた。好調な売れ行きを背景に今回、インドネシア、マレーシアでの販売が決まった。
 切った材料を入れてボタンを押すと、自動で温度調節やかくはんを行い、料理を完成させる。調理時間を節約できる上、タイマー機能を使えば帰宅後すぐにできたての料理を食べられる。
 また、食材の水分を活用する無水調理で、食材に含まれる栄養素の流出を防ぎながらも、素材の味を生かした料理ができる。
 ターゲットは共働きで時間を節約したい、健康に気を使いたいなどのニーズがある中所得者層以上。
 中国からの輸入品で、年間1千台の販売を目指す。容量は1台2.4リットルで、2〜6人前調理が可能だ。価格は1台700万ルピア。
 同社の寺岡真司社長は「値段は安くはないが、欲しい人は多いと思う」と自信を見せる。
 SEIDは、18年3月までに小型家電のシェアを現在の10%以下から15%に引き上げる目標を掲げている。今後も電子レンジやミキサーなどの小型調理家電のラインアップ拡充を続けていくという。(坂田優菜、写真も)

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