運航体制の改善指示 ライオンエアに運輸省 相次ぐ遅延、欠航受け (2017年04月05日)

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 ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は3日、格安航空国内大手ライオンエアの経営陣を呼び出し、運航体制の改善を指示した。同社はこれまで、長時間にわたる遅延や乗客の誤送、荷物の窃盗被害など管理体制のずさんさが度々指摘されてきた。最近1週間も、遅延や燃料漏れ、突然の欠航などが相次いだ。2カ月以内に改善が見られなかった場合、何らかの処分を科す。

 運輸省航空総局によると、具体的な指示内容は、遅れや故障に対応できる予備航空機の確保、遅延の防止、パイロットや客室乗務員の増員、長時間労働の改善、乗客への正確な情報提供など。
 ライオンエアは旅客機約110機を保有し、1日最大約千便を運航している。2016年5月にも、度重なる遅延やターミナル内での乗客誤送を繰り返し、運輸省航空総局から減便や6カ月間の新路線開設禁止などの処分を受けたことがある。
 最近では3月16日、スカルノハッタ国際空港からリアウ諸島州バタム島を経由して同州ドゥマイ市へ向かう同社の国内便が、チェックインの締め切り時刻前に出発し、一部の乗客が置き去りにされた。
 同月29日には、ライオンエアのシンガポール発ジャカルタ行き2便が突然欠航となり、乗客がチャンギ空港で立ち往生を余儀なくされた。この2便は午後7時半発と同9時20分発。乗客らによると、チェックインしたものの、出発便の搭乗口は見当たらず、同社からの説明も一切なかった。同社側は全額返金か搭乗便変更で対応したという。
 4月2日には、離陸直前の同社便の主翼から燃料が漏れ出す事故も起こした。現場は東ジャワ州スラバヤのジュアンダ空港。西ヌサトゥンガラ州ロンボク島行きの同社便(ボーイング737)の右翼から燃料が漏れ、すでに搭乗していた半数程度の乗客が機外へ避難する騒ぎとなった。原因は調査中。同日にはスカルノハッタ空港発の国内線11便が遅延し、出発を待つ乗客らで混雑した。(毛利春香)

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