専門医をへき地へ派遣 政府、医療の地域格差是正で

 ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領はこのほど、離島やへき地に専門医を派遣することを定めた大統領令を出した。目的は医療の地域格差是正。近く、第1陣の専門医71人が、全国61県市の公立病院に派遣される。

 派遣の対象となる専門医は、産婦人科、小児科、外科、内科、麻酔・集中治療科の医師。
 保健省によると、2015年末時点で、10万人当たりの専門医数は全国平均12.6人。州別にみると、ジャカルタ特別州が52.2人で最多だが、パプア州ではわずか3人と極端に少ない。
 新大統領令によると、新人専門医に最低1年間のへき地勤務が義務づけられた。2017年は、1250人のへき地派遣を目指す。
 大統領令発令を受け、ジョコウィ大統領は2月28日、国家保健会議の席上、へき地への医師派遣制度の開始を告げると共に、国境付近に新たに124の診療所(プスケスマス)を設けると発表。都市、地方部の医療格差是正に取り組む姿勢を強調した。(木村綾)

社会 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly