昨年販売台数は14%減 いすゞ 小型トラック回復に期待

 いすゞ・アストラ・モーター・インドネシア(IAMI)は23日、中央ジャカルタのプラザ・スナヤンで、2016年の実績と17年の取り組みについて発表した。16年の乗用車・商用車の販売台数は1万6724台となり、15年販売実績の1万9350台から約14%の減少となった。IAMIは、17年は売れ筋の小型トラック販売の回復に期待したい、としている。

 16年のIAMIの主力となる商用車の販売台数は前年比約13%減。しかし、インドネシア国内の商用車マーケットは前年比で約28%落ち込んでおり、自社最大の売れ行きを誇る小型トラック部門で主力のNシリーズを中心に踏ん張り、落ち込みを食い止めた格好だ。
 17年には、現在55ある商用車モデルを、小型のエルフ、中型のギガを中心に61モデルまで増やす商品戦略とアフターサービス体制の向上に注力する。従来から力を入れてきたメカニックの技術向上とともに、補完部品供給体制を整備強化、部品の在庫管理とともに、発注から納品までの時間を短縮するなど、顧客の稼動ロスを減らすサービス体制にも取り組む。
 可児卓治セールス・マーケティング・アフターセールスサービス担当取締役は「商用車部門は、厳しい状況が続いているが、昨年後半より、インフラ関連を中心に国内の需要は少しずつ増え、市場全体の中型トラック販売は微増した。ここであらためて基盤を固め、今後、個人事業主を中心に需要の高い小型トラックの回復を期待し、顧客満足度の高い体制を整えていきたい」と語った。(太田勉、写真も)

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