選手村10棟の建設順調 終了後、アパートに転用 アジア大会

 2018年8月、インドネシアで開催される第18回アジア大会の選手村建設が、中央ジャカルタ・クマヨランのJIエキスポ(国際展示場)周辺で順調に進んでいる。国営建設5社が計10棟を手掛ける。大会後は低価格賃貸アパートに転用される予定。

 選手村は18〜24階建て3棟、24〜32階建て7棟で構成される。用意されるユニット数は全7426で、1ユニット当たり3人、計2万2千人超を収容可能だ。各ユニットは広さ36平方メートルで、ダブル、シングルベッドのエアコン付き寝室2室にトイレとシャワー、キッチンを備える。
 公共事業・国民住宅省選手村建設管理センターのアディティア・データ情報部長はじゃかるた新聞の取材に応じ、「建設は順調。ことし3月17日の着工から約8カ月で進捗率は27%に達した。問題は天候だけ」と説明した。完工は17年8月を予定している。
 建設工事は、午前8時〜午前3時の「1日19時間態勢」で進められている。建物1棟に付き約2千人が2シフトで作業に当たっている。現場には、千〜1500人分の食堂付き宿舎が建てられ、遠方からやってきた作業員にも対応している。アディティア部長は「来年1月までに、外装や内装を除いて全ての棟を最上階まで到達させる」と目標を語った。
 選手村10棟の建設費は総額3兆4610億ルピア。大会後は低価格賃貸アパートに転用され、川沿いなどの違法占拠住居に住む人たちや低所得者向けに活用される。(中島昭浩、写真も)

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