リオ、モナコ完走15位 F1GP クラッシュ相次ぐ中
インドネシア人フォーミュラ1(F1)レーサーのリオ・ハリヤント(23)=マノー・レーシングチーム=は26〜29日、モンテカルロ市街地コースで行われたモナコグランプリ(GP)に参戦、決勝を15位で完走した。
リオは26日のフリー走行1回目で1分20秒528で全体の20位、2回目は1分18秒647で21位につけた。28日の3回目は1分18秒180で最下位の22位。予選を1分17秒295のタイムで終え、決勝は19番手でスタート。ダニエル・リカルド(レッドブル)は自身初のポールポジション、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)やルイス・ハミルトン(同)らが続いた。
決勝は雨が降りしきるなか始まり、セーフティーカーが7周目まで先導した。その後、天候が徐々に回復に向かったが、濡れた路面や乾いた路面などの変化に対応できずクラッシュするマシンが続出した。
リオは11周の時点で14位、33周で13位と、クラッシュしたマシンを尻目に安定した走りを見せ、15位でフィニッシュ。
優勝はルイス・ハミルトン。今シーズン初優勝を手にした。2位はダニエル・リカルドで、3位のセルジオ・ペレスは今シーズン初の表彰台に立った。レース中に7台がリタイア、リオは完走したなかで最下位だった。
リオはレース後「レーサーたちは皆、路面が濡れていて苦しんでいたと思う。そのなかでも私はバランスをとって完走することができた」と振り返っている。
次戦はカナダGP。来月12日にモントリオールで行われる。(山本康行)