闘争民主 47%勝利 ゴルカル20%で惨敗 地方首長選238自治体

 全国8州222県34市の計264自治体で9日に行われた地方統一首長選挙で、公式集計結果が発表された238自治体のうち114(47.8%)で、与党・闘争民主党(PDIP)擁立候補が勝利したことが分かった。内部分裂が泥沼化し、各地で候補擁立を見送った国会第2党のゴルカル党は48(20.1%)で惨敗した。

 総選挙委員会(KPU)が公表した公式集計結果によると、全国で立候補した計630人の首長候補のうち、他党との連立も含めた闘争民主の候補は244人で、このうち114人が当選した。
 国会第3党の野党グリンドラ党は211人中92人、与党のナスデム党は199人中92人、野党の福祉正義党(PKS)は162人中86人、与党入りしたばかりの国民信託党(PAN)は195人中84人が当選。最大野党ゴルカル党は116人しか擁立できず、うち当選したのは48人にとどまった。
 各党は地方ごとに国会の与野党構成とは異なる連立を組み、候補を立てたが、闘争民主・ナスデムの組み合わせが最多の88人を当選させた。闘争民主・国民信託は77人、グリンドラ・国民信託76人、闘争民主・民主75人の連立が続いた。無所属候補の当選者は10人だった。
 民間調査機関の国民選挙人教育ネットワーク(JPPR)は、連立の組み合わせが有権者に大きな影響を与えたと指摘。無所属候補が支持を集めた地域もあったが、地元で有力な政党が擁立した現職候補が多数当選したと分析。事前に自治体の要職へ政党の息のかかった役人を異動させ、公金を選挙資金に不正流用した自治体があるとして、選挙監視委員会に調査するよう訴えている。
 投票者は女性50.1%(4708万人)で、男性4703万人(49.9%)を上回った。選挙を実施した229の自治体のうち、80%以上の投票率は23で、70〜80%は88、60〜70%は84、60%以下は34だった。
 女性・芸能人も
 今回の首長選では女性候補の躍進も注目されたが、正副首長のいずれかに当選したのは全体の約13%にあたる32人で、うち州県知事・市長は20人のみ。東ジャワ州スラバヤ市長のリスマ氏やバンテン州南タンゲラン市長のアイリン氏、西ジャワ州カラワン県副知事のセリカ・ヌラカディアナ氏ら現職が当選した。
 またジョクジャカルタ特別州グヌン・キドゥル県、中部ジャワ州クラテン県、スラゲン県はいずれも闘争民主の女性候補が勝利。バリ州でもカランアセム県、タバナン県で同党の女性候補が当選した。
 話題となった芸能人候補の勝敗は分かれた。テレビ司会者として知名度の高いヘルミー・ヤフヤ氏や、人気コメディアンで元国会議員のデディ・グムラル(通称ミイン)氏、人気女性歌手マヤ・ルマンティル氏は敗退した。
 一方で人気ロックバンド「ウング」のボーカリスト、パシャ氏は中部スラウェシ州パル市長に当選。男優ズミ・ゾラ氏はジャンビ州知事に選ばれ、唯一州知事に当選した芸能人となった。(配島克彦)

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