イオン 2店目着工 コンセプトを変更 東ジャカルタ17年開業

 イオンモール・インドネシアは7日、東ジャカルタ・チャクンの複合開発地域「ジャカルタ・ガーデンシティ(JGC)」で国内2店舗目となるモールの着工式を開いた。2017年の完工・開業を見込む。1号店と同様に中間層をターゲットとし、コンセプトは変える予定だ。 

 JGCは不動産会社モデルンランド・リアリティが370ヘクタールの土地に住宅や学校、病院などを開発する。高速道路の東チャクン料金所から近く、北ジャカルタ・クラパガディンや西ジャワ州ブカシからの接続が良いため、今後の発展が期待されている。
 イオンモール・インドネシアはJGCに8.5ヘクタールの土地を購入。モールは4階建てで延床面積は13万5千平方メートル。日本の店舗を含む計200ほどのテナントが入り、3千台を収容できる駐車場を併設する。岡崎龍馬社長は「インドネシアの経済はいくつかの分野で、世界経済のトレンドの影響を受けているが、小売り産業は成長すると確信している」と述べた。
 バンテン州南タンゲランのブミ・スルポン・ダマイ(BSD)シティに5月に開店した1号店と同じく、高級ブランドは入れずに中間層をターゲットとする。総合スーパー「イオン」も入るほか、レストラン街では1号店のラーメンビレッジのような目玉となる企画を検討。岡崎社長は「1号店とコンセプトは変えて、差別化を図る」と話した。日本から初めてインドネシアに進出するテナントもあるという。
 1号店は当初、年間1200万人の来客を見込んでいたが、実際には1300万人程度になりそうだという。岡崎社長は「近隣からのリピーターが多く、特にスーパーの鮮度や品ぞろえ、食品の質の高さと値段の安さなどが評価されている」と話した。
 同社はほかに西ジャワ州ブカシ県のデルタマスなどにさらに3店舗開発する計画だ。
 モデルンランド・リアリティのウィリアム・ホノリス社長は「イオンモールは東ジャカルタ地域で、商業でもライフスタイルでも中心となる」と期待した。(堀之内健史、写真も)

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