胸熱く277人仲間入り 齋藤校長「大きな夢を」 JJS入学式

 バンテン州南タンゲラン市のジャカルタ日本人学校(JJS、齋藤稔校長)は14日、同校の体育館で小・中学部の入学式を開いた。小学部169人、中学部108人の児童・生徒計277人が期待を胸に新しい一歩を踏み出した。わが子の晴れ姿を見ようと、両部の保護者たちが駆けつけた。齋藤校長は「新入生の皆さん入学おめでとうございます」と児童・生徒に向かい笑顔で言葉を贈った。
 齋藤校長は式辞で「入学を皆で楽しみに待っていました。JJSは頑張っている人たちがたくさんいます。今日から勉強や運動や遊び、そして約束を守ることに頑張りましょう。元気にあいさつも続けていきましょう」と小学部の児童を温かい言葉で迎えた。
 中学部の生徒に向けては「自分を変えることのできるチャンスがたくさんある」と話し、新しい自分に挑戦してみようと呼びかけた。また幕末の教育者、吉田松陰の言葉である「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし」を紹介し、大きな夢を持つよう語りかけた。
 小学部6年の荒川美佳さんと中学部3年の三木裕真さんは、在校生を代表し歓迎の言葉を述べた。
 荒川さんは「体育祭やJJSフェスティバルなど皆で協力して取り組める行事があります。分からないことがあったら聞いてくださいね」と話した。三木さんは「あっという間に過ぎて行く3年間を実りのある時間にしてください。中学部のスローガンは『責任ある自由』。何事にも積極的に、責任を持って取り組んでください。僕たちと一緒に楽しい学校生活にしましょう」と、これから共に学校生活を送る後輩たちにエールを送った。
 最後は、出席者全員で校歌「椰子の葉かげに」を歌い、式を締めくくった。 
 式には、在インドネシア日本大使館の谷崎泰明大使やJJS維持会の遠藤聖理事長をはじめ来賓15人が出席し、新入生を見守った。
 式終了後は、小学部の児童たちが、担任の先生の案内で、各クラスの下駄箱へ行き自分の名前を確認して、教室へ移動した。各教室には、ビデオカメラなどを持った保護者が詰めかけた。中学部の教室からは「がんばろう」という先生のかけ声に、拳を突き上げて、応える生徒たちの姿もあった。
 15日には、小・中学部で始業式と着任式が、幼稚部では入園式が開かれる。(山本康行、中島昭浩、写真も=7面に入学者名簿)

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