日本人サロン、リニューアル スラバヤ唯一 浴衣ブランドもお披露目

 東ジャワ州スラバヤ市で唯一の日本人経営サロン「チズコ・ビューティー・サロン・グラマラシー・ジャパン」が「レンマークモール」に移転、リニューアルした。24日のグランドオープンイベントではスタイリストのヘアメイクの実演のほか、浴衣の新ブランドもお披露目し、日本のファッションに関心の高い女性ら約200人が詰めかけた。

 同店を経営する佐藤千津子さん(43)は「レンマークモールのある西部は、今後発展していく地域。モールに足を運ぶ新たな客をつかみたい」と話した。白と黒を基調とした清潔感あふれるサロンで、着物を飾るなど日本らしさもアピールする。ヘアケアはすべて資生堂ブランドを使用。日本のブランドを日本の技術で扱うことで安心感のある高品質のサービスを提供する。
 店長の保木井麻理さん(28)は「スラバヤでは保守的な女性も多かったが、少しずつおしゃれになってきている」と指摘する。最近では20〜30代の若者が「日本人みたいにおしゃれになりたい」と、雑誌やインターネットで調べた画像などを手に施術を頼む人が増えているという。
 佐藤さんは「人の皮膚は全身1枚でつながっている。全身をトータルで美しくすることが大切」と話す。同店ではカットやヘアケアだけでなく、ネイル、フェイシャルケア、アイラッシュ(まつげ)、上半身をマッサージする「クリームバス」の施術も可能。髪を染めたりパーマをかけたりしている間に、ネイルや顔のケアをすることが多いという。
 イベントでは佐藤さんが手がける着物・浴衣ブランド「sahabat(サハバット)」をお披露目した。インドネシア語で「親友」という意味で、体に身に着けるものはあなたの大切なお友達だという思いを込めて名付けた。
 下駄の代わりとなるサンダルなど佐藤さん自らデザインに加わり、商品には100%インドネシアの素材を使用。パサール(伝統的な市場)などへ足を運びバティックなどの生地を選んだという。佐藤さんは「日本と同じ技術と品質で、美を追求できるトータルサロンを目指したい」と話した。(毛利春香)

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