Ｇ大阪　きょう親善試合　プルシジャ・ジャカルタと対戦

　サッカーＪ１のガンバ大阪は２４日、中央ジャカルタ・スナヤンのブンカルノ競技場でインドネシア・スーパー・リーグ（ＩＳＬ）のプルシジャ・ジャカルタと親善試合を行う。昨季の三冠王者が今年初めての試合に臨む。

　チームはキャンプ地の沖縄から香港を経由して２３日早朝、ジャカルタに到着。日本大使館に進藤雄介公使を表敬訪問し、プルシジャとの記者会見を開いたほか、同競技場で約１時間半の公開練習を行い、グラウンドの状態を確かめながら汗を流した。
　ガンバ大阪は昨季、Ｊリーグのリーグ戦とカップ戦、天皇杯を制し、２０００年の鹿島アントラーズ以来となる三冠を達成した。チームとともに進藤公使を表敬訪問したＪリーグの中野幸夫専務理事は「名実ともに日本一のチーム。サッカーで両国の友好に寄与してもらえれば」と期待。長谷川健太監督も「三冠王者としてしっかりとした試合をしたい」と意気込んだ。
　また、チームは来月２４日にＡＦＣチャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）の初戦を控えている。０８年に優勝後、１１年を最後に出場から遠ざかっていた。キャプテンとして会見に臨んだ倉田秋選手は「久々のＡＣＬに向け、試合が良いシミュレーションになると思う」と話している。
　対戦するプルシジャはジャカルタを本拠地とする１９２８年創設の古豪。昨季は西部リーグで１１チーム中５位の成績だった。キャプテンのバンバン・パムンカス選手は「サッカー文化が進んでいる日本のチャンピオンと対戦できることを楽しみにしている。準備はできている。明日の試合を最高のものにすることを誓う」と語った。
　ＪリーグはＩＳＬを運営するリーガ・インドネシアと昨年１月にパートナーシップ協定を締結。試合は協定の締結１周年を記念して両リーグが主催する。
　試合は２４日午後７時、開始。スカパーＪＳＡＴの日本専門チャンネル「ワクワク・ジャパン」でも２月２２日に放送される予定。（田村隼哉、写真も）