牛に水強制注入 「15キロ増やせた」と供述 東ジャワで男逮捕
東ジャワ州ンガウィ県警は3日、牛にチューブで水を飲ませ、体重を増やして販売していたとして、県内の食肉処理場を所有する男(35)=中部ジャワ州スラゲン県在住=を消費者保護法違反の容疑で逮捕したと明らかにした。
逮捕容疑は牛ののどにチューブを挿入し、エンジンポンプを使って水を大量に注入してと殺し、県内の市場で販売した疑い。県警と県政府が実施したと殺場の立入検査で、先月25日に発覚した。食肉処理業の許可も得ていなかった。男は逃亡していたが、2日に県警に出頭した。
県警によると男は「牛肉の需要が高いためやった。水を飲ませ、15キロほど体重を増やすことができた」と容疑を認めている。犠牲祭前のこの時期は牛肉価格が高まるが、水を飲ませることで正規流通の肉よりも1キロあたり1万〜1万5千ルピア安く販売できたという。男は6人の従業員を雇い、1日に3〜5頭を解体。5千万〜6千万ルピア(約45万〜54万円)を稼いでいたとみられる。