ATMで罰金送金 レッカー移動に困惑 「周知不足」 (2014年09月10日)

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 ジャカルタ特別州交通局が8日から始めた違法駐車の規制強化に運転者から不満の声が出ている。50万ルピアの罰金で抑止効果を狙い、レッカー移動で渋滞を緩和するのが目的だが、「周知不足」「正規の駐車場がない」と強硬策への批判が集中している。(山本康行)

 中央ジャカルタのクボン・ラヤ通りに車を停めていた銀行員は、交通局職員から罰金の納付を命じられた。近くのATMへ行き、州政府が開設した口座へ50万ルピアを振り込む。レシートを示せばレッカー移動は免れる。この行員は「会社から駐車場を与えられていない。他に車を停める場所がない」と不満を口にした。
 中央ジャカルタのタナアバンで、車をレッカー移動されたアリ・ルスディさんは「規制には賛成だが、レッカー移動などの周知は行き届いていない」と話す。北ジャカルタ・マルンダでは8日、レッカー移動の作業などの影響で約2キロの渋滞が発生した。通り沿いの側溝の修繕作業で道幅が狭くなっており、交通局は路上駐車には厳重に対処していく方針。
 取り締まり対象地域は、タナアバンやマルンダ、南ジャカルタ・カリバタ、東ジャカルタ・ジャティヌガラなど。警察や州警備隊が協力する。8日までに中央ジャカルタのクボン・ラヤ通りで33台、東ジャカルタでは14台を撤去した。レッカー車は現在14台だが、来年は20台購入し、取り締まりを強化していく計画だ。
 州政府はこれまで路上駐車対策として、タイヤを施錠したり、パンクさせたりするなどの強硬策を実施してきた。アホック副知事は、有名無実化していた50万ルピアの罰金を払わせることで抑止効果を見込む。

9日、中央ジャカルタ・ガジャマダ通りで取り締まりを受ける運転手=アンタラ通信
9日、中央ジャカルタ・ガジャマダ通りで取り締まりを受ける運転手=アンタラ通信

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