高揚感に敬意、誇りも 独立記念日に思いはせ 国民の心に深く

 独立を宣言してから69年目を迎えた17日、祝福の歓声が上がった。先人への感謝の気持ちや、勝利を果たすまでの歴史にはせる感慨―。ジャカルタで開かれた記念式典の会場などで、インドネシア国民に独立記念日へのそれぞれの思いを聞いた。

 ジャカルタ特別州職員のアグンさん(29)は4年前、州主催の独立記念式典に職員として初めて参加し、白い制服を身に付け行進した。当時は太陽の日差しの照りつけが強く額に汗がにじんだが、高揚感で暑さを忘れていたという。
 「憧れの式典に参加した経験は夢のようだった。独立を宣言したから今のインドネシアが存在する。今日は先人たちに敬意を払いたい」と話す。
 今回の式典では後輩の指導にあたり、式終了後にアグンさんは「これからも8月17日を大切にしてほしい」と激励した。
 1945年10月にオランダとの独立戦争の火ぶたを切った「スラバヤの戦い」で有名な東ジャワ州スラバヤ在住のゲウリスさん(30)は、「この街は独立記念日への関心はとても高い。スラバヤで勇敢に戦った兵士は市民の誇りだ」と強調する。
 一方、ジャカルタ在住の華人のマーティンさん(24)は、華人の独立記念日に対する意識は高くないようだと指摘する。独立後、スハルト政権では67年に華人に対する華人文化禁止令が出されるなど、抑圧が30年以上も続いた。
 2002年にグスドゥル大統領が禁止令を撤廃したが、「中国語や華人文化も分からなくなってしまい、インドネシア語しか話せない華人が多くなった。国に属するという意識が薄いのかもしれない」と指摘した。(小塩航大)

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