たばこ禁止令を厳格化 アホック知事代行 モール営業許可剥奪も

 ジャカルタ特別州のアホック知事代行は6日、喫煙防止に関する条例を順守しなかったレストランやカフェに対して、営業許可を取り消すと警告した。地元紙が報じた。
 条例では以下の5タイプの施設で喫煙を禁止。5施設は?公共交通機関?医療機関?学校?児童が集まるエリア?礼拝などの宗教的儀式が行われる場―となっている。
 規制は会社事務所や公共の場などにも適用されており、ショッピングモールやレストラン、空港ターミナルや鉄道の駅なども含まれている。
 アホック知事代行は、多くのレストランやカフェ、特にショッピングモール内の店舗が客に喫煙を許すことで条例に違反しているとし、「州職員がレストラン内の客の喫煙を見ても(レストラン側に対し)注意していないことをいいことに、レストランのオーナーたちは条例に違反することにためらいを感じていない」と話す。また、「われわれ州職員側も条例順守を必ずしも十分に推し進めていない」としている。
 そこで、アホック知事代行は条例に違反したカフェやレストランを閉店させることによって、違反に歯止めをかけると警告。これにはショッピングモール協会のエレン・ヒダヤット会長もアホック知事代行への全面的な協力を表明している。
 ヒダヤット会長は「協会では条例順守について、すべての会員への周知徹底を図る」と述べ、「協会は75のモールで構成されているが、われわれは3年前に正式に文書を送り、条例順守を呼びかけてきた」と強調。各モールのオーナーは、すべてのテナントに店内での喫煙禁止を通達するなど、取り組みをさらに広げているという。
 条例違反はたいていのモールで見られるが、若い女性たちが禁煙場所と知っていながら喫煙したり、禁煙のカフェやレストラン内で平気でたばこを吸ったりする男性客などが目立っている。

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