輸出関税率引き下げへ イ政府、反発受け譲歩 未精錬鉱石禁輸

 政府は未精錬鉱石の禁輸で、段階的に上げていた輸出関税率の引き下げを決めた。経済界などからの反発を受け、政府が譲歩した形。23日、バンバン財務副大臣が地元メディアに明らかにした。1月に発布した輸出関税率に関する財務大臣令を改定する。改定後の輸出関税率は今後詰めていく。
 新鉱業法に伴って1月から開始された禁輸では、2016年末まで段階的に輸出関税率を引き上げていくとしていた。
 精錬所建設を促して、国内での付加価値を高めて輸出する目的だが、鉱物採掘業者や商工会議所(カディン)などが禁輸で雇用が失われるとして強く反発していた。日本政府も世界貿易機関(WTO)へ提訴する姿勢を示している。
 輸出関税は精錬所の建設の進捗度合いに応じて5段階に分ける。精錬所の稼働が近づくにつれて税率を下げ、早期建設のインセンティブにする。各鉱物ごとに監視するチームを立ち上げ、各企業の精錬所建設の進ちょく具合を見る。

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