先輩が後輩支援は伝統 4月、新入生歓迎パーティー インドネシア留学生協会

 立命館大を卒業しインドネシアへ帰国する留学生デリー・アプリアンタさん(31)は「来日当初の生活は寂しく不安だった。京都に住むインドネシア人との交流で居場所を見つけた」と振り返った。帰国者のために毎年お別れ会を開くのが、インドネシア留学生協会(PPI)京都•滋賀支部だ。同支部は京都大学などの留学生が中心となり設立した。京都に住むインドネシア人留学生同士のつながりを強化し助け合う。
 新留学生にはアパート探しや電化製品の購入などでアドバイスしたり、時には同行したりする。昨年4月に京都大へ入学したラシッド・インドラ・プラタマさん(20)は「来日して最初に心配したのが食品の入手方法。先輩と一緒にスーパーに行って食べられる食材を見つけた」と振り返る。4月には新入生の歓迎パーティーを開催し、市内の大学や日本語学校に通うインドネシア人留学生が大勢集まる。ラシッドさんは「先輩とのつながりだけでなく、同年代の友人が作れて安心した」と話す。
 京都に留学予定の留学生向けにホームページも開設した。京都の生活情報、ビザの取得方法から、渡航前に準備するべき物として日本で入手しにくいインドネシア産の「調味料」「お菓子」を持参するよう呼び掛ける。スポーツ大会やバーベキュー大会、ピクニックなど年間行事予定も掲載し参加を募る。PPI京都・滋賀のヘンディ・スティアワン会長(28)は「先輩が新留学生を支援することが伝統になっている」と話す。
 PPIが力を注ぐイベントが2年に1度開くインドネシアの文化を紹介する「インドネシアの夕べ」だ。昨年8月に京都市内の国際交流会館で開催し、関西地域に住むインドネシア人や日本人が多く詰め掛けた。ミナンカバウ(西スマトラ)舞踊や伝統楽器アンクルンの演奏を披露した。イベントの収益金はパプア州内にある辺境地の児童図書館資金に使われたという。参加したラシッドさんは「京都での交流を通じ友好を促進していくのが目標だ」と意欲を示す。
 PPIの詳細はホームページは(http://www.ppi-kyoto.org/)で。(小塩航大、おわり)

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