じゃかるた新聞題字 2008年8月25日(月)のトップ記事全文

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中銀が国会議員を買収

上級副総裁の選出促す

闘争民主党議員が暴露


 メガワティ政権下で起こった改正中銀法案の審議に絡む贈賄事件で、ブルハヌディン・アブドゥラ前中銀総裁らの裁判が行われている中、二〇〇四年、国会が上級副総裁選を実施する際、候補者だったミランダ・グルトム元副総裁が買票するため議員にわいろをばら撒いていたとの疑いが浮上した。汚職撲滅委員会(KPK)は、スハルト政権以降、慣例化していたとされる中銀と国会の間の贈収賄を追及する構えを見せている。
 汚職撲滅委の取り調べに対し、闘争民主党(PDIP)のアグス・チョンドロ元国会第九委員会(金融・開発計画)委員は二〇〇四年六月、同委が実施した中銀の上級副総裁選に絡み、同僚のエミール・ムイス委員の執務室で、中銀関係者から五億ルピア(約六百万円)を受け取ったと証言。エミール氏ら同党会派だけで計七人が同様に現金を受領したと主張した。
 上級副総裁選では、ミランダ氏がゴルカル党、闘争民主党など大政党の支持を得て、五十四票中四十一票を獲得して圧勝した。
 アグス議員は「イスラム政党は、ミランダ氏がキリスト教徒であることを理由に対抗馬への支持を呼び掛け、切り崩し工作を図っていた」と指摘。こうした動きに対抗するため、ミランダ氏が部下を通じ買票を行ったとの見方が出ている。
 これに対し、エミール氏は収賄を否定、「適任者はほかになく、わいろの有無にかかわらずミランダ氏が選ばれていた」と弁明。闘争民主党のプラモノ・アヌン幹事長は「アグス氏は自ら過ちを認めた。解任などの措置は取らないが、来年の国会議員選挙の候補者名簿では(当選の確立の低い)順番にした」と述べ、汚職撲滅委の捜査には、ほかの議員も協力していくと強調した。
 ミランダ氏はスハルト政権下で経済担当調整相の補佐官を務め、〇三年の中銀総裁選では候補にも推薦された有力者。贈賄疑惑について同氏は「そのような事実はない」と否定している。
 中銀が関与した贈賄事件では、これまで〇三年の改正中銀法案審議で便宜を図ってもらうため、中銀が国会第九委員会の委員全員にわいろをばらまいていたことが発覚。
 汚職撲滅委は、当時の同委員だったパスカ・スゼッタ国家開発計画庁(バペナス)長官とカバン林業相(月星党党首)の現職閣僚二人を取り調べている。アンタサリ・アズハル同委委員長は「二つの事件をそれぞれ捜査するが、慎重に進めていく」との方針を示した。






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