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2004年4月17日 じゃかるた新聞掲載

オリジナルTシャツ店が盛況 ジャカルタで若者が経営

 ジャカルタでは最近、独自にデザイン、印刷を手掛けるオリジナルTシャツの店が増え、若者の人気を呼んでいる。店を経営するのは、大学生など20代の若者の場合も多く、顧客も10代から20代の若者が中心。若者が始めたビジネスの元気の秘けつを探った。

 南ジャカルタ・クバヨランバルの住宅街にある「Hips」は、グラフィックデザイン専攻のリアンさん(22)らトリサクティ大学の学生6人が昨年11月、1500万ルピアの資金を出し合い、始めた店だ。
 店には、自分でデザインしたTシャツのほか、友人が営む同様の店から取り寄せたTシャツやカバンなども並べている。平日で100枚、週末には200枚のTシャツが売れ、1カ月で平均5000万ルピアの売り上げがあるという。
最近の自信作を持つシニカルオーナーのアリスノさん
最近の自信作を持つシニカルオーナーのアリスノさん
syubidupappapのニアさん
syubidupappapのニアさん
多くの若者が訪れるHips店内
多くの若者が訪れるHips店内
 来店していた高校生のフィフィさんは「デザインがシンプルで、値段が手ごろなのが魅力」と話す。
 このようなTシャツ店は、バンドンには以前から多かったが、2年ほど前からジャカルタにも急激に増えた。「ジャカルタ市内に数十カ所はあるのでは」とリアンさん。
 敷地内にはワルン(屋台)やゲームセンターなどもある。店を訪れた若者がいろいろなことを楽しめるようにという狙いから経営を始めた。
 大学のコンピュータープログラム科に在籍するニアさん(21)は、昨年10月、東ジャカルタ・ラワマグンで、友人3人と資金を出し合い、「syubidupappap」を開いた。
 店番をしながら、店の一角に置いたパソコンでTシャツをデザインする。店で流す音楽は、友人のインディーズ・バンドの曲だ。「いずれは、インディーズ・バンドのライブができるカフェを併設したい。若者の訪れる場所と言えば、南ジャカルタが多いが、東ジャカルタにも若者が集まる場所を作るのが夢」と話す。
 Tシャツ店を経営する若者たちが手本にするのは、ブロックMに近い「シニカル」という店だ。後発の類似店が増える中で、最も知名度が高く、規模も大きい。
 経営者はフリーのデザイナーだったアリスノ・プラヨガさん(26)。2002年にシニカルを開いた後、ポンティアナック、バンドンなどにも店を持つほどに成長し、来月にはシンガポールにも進出する。
 4人のデザイナーを雇い、毎月50種類の新作Tシャツを制作している。Tシャツはインドネシアの若者の姿を描いた映画「エッフェル、アイム・イン・ラブ」などの衣装にも使われ、ジャカルタの今を表現するのに一役買った。
 周囲には同店の集客力にあやかろうと、ブティックやカフェなど若者向けの店が集まり、活気のあるスポットとなっている。
 アリスノさんは「ビジネスのことなど何も考えずに、好きなことを始めただけ。営業部員もいません」と話す。
 アリスノさんが興味を持ち、影響を受けるのは、「裏原系」と呼ばれる東京・原宿の裏通りで若手デザイナーが経営するファッション・ブランドやアニメなど日本の若者文化だと言う。
 「日本のデザインが本当に好きで、憧れている。そういうインドネシアの若者は多い」。来月、日本のモチーフを使った新しいブランドも出す予定だ。
 また、アリスノさんは、インディーズ・レコード・レーベルも持ち、若手のミュージシャンに活動の場を与えている。
 Tシャツ店を経営する若者たちに共通しているのは、好きで始めたことが、思わぬ成功を収めているということと、友人の商品をお互いに店に置いたり、インディーズ・レーベルを応援するなど、仲間とのつながりが強いということだ。
 また、Tシャツは1枚5万から7万5000ルピア程度と、若者にも手が届く値段も魅力のようだ。

■Hips

 (Jl.Hanglekieu no.12,Kebayoran Baru

■syubidupappap

 (Balai Pustaka Raya no.15A, Rawamangun

■Cynical

 (Jl.Lamandau4 No.18、Kebayoran Baru




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