インドネシアの火山局は火山の活動状態を分かりやすく表現し防災に役立てるために、下記に示した判定基準に従って活動状態をレベル1からレベル4の四段階に分けて発表しています。この方法は一九九六年七月に制定され、日本より早く実施されました。
レベル1から2への変更は、その火山を担当する課長が決定します。2から3は部長が、3から4は火山局長が補佐を受けて決定し、地質鉱物資源総局長に報告します。
火山活動レベル (▽色はカラーコード)
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レベル1 (平常活動、アクティフ・ノルマル)
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▽緑 黙視観測、地震観測およびその他の火山現象から見て火山活動が異常ではない。
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レベル2(注意、ワスパダ)
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▽黄 黙視観測、地震観測およびその他の火山現象から見て活動が高まっている。火口周辺に異常現象が出始めた。
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レベル3(警戒、シアガ)
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▽橙(だいだい) 他の火山監視項目とともに地震活動に顕著な活発化が認められる。目視観測で顕著な変化が認められる。観測結果の解析でも、主噴火の発生が予想される。
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レベル4(避難準備、アワス)
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▽赤 主噴火の前ぶれである水蒸気や火山灰を含む噴火が始まった。観測結果の解析でも、主噴火の発生が予想される。 | |
非常・緊急の場合は各火山の観測員が活動レベルを決定することができます。また、レベルの上げ下げは、一段階ごとでなくても良いとされています。
たとえば、今年の六月八日に噴火したブロモ火山の場合は、噴火後にレベル1から3に引き上げられました。ブロモ火山はその、後火山活動の経過に従って順次レベルが下がり、八月十六日にはレベル1となっています。ただし、火口から半径一キロ以内には立ち入らないことが勧告されています。
活動レベルが2以上になると火口周辺への立ち入り禁止や、場合によっては登山禁止の通知が出されますが、これは火山局が出すのではなく、火山局から通知を受けた公園事務所などが行います。
毎週火曜日の午後一時からスマトラ島とジャワ島の活火山の活動状態に関する会議が火山局で開かれ私も参加しますが、データのほとんどが地震発生回数です。
日本のように多項目の観測データに基づいて総合判断するまでには至っていません。
現在、レベル4の火山はありません。レベル3はフローレス島のエゴン火山とロンボク島のリンジャニ火山です。リンジャニ火山は十月一日の噴火三十分後にレベル3に引き上げられました。レベル2の火山はムラピ、クリンチ、スメル、イチェン、カランゲタン、ロコン、ドウコノの七火山です。
ちなみに、日本では去年十一月から、浅間山、伊豆大島、阿蘇山、雲仙岳、桜島の五火山で活動のレベル表示が始まりました。
レベルは0から5までの六段階、またレベルの判定基準も過去の活動を基に、それぞれの火山ごとに違っているなどインドネシアと比べてきめが細かくなっています。