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2001年12月8日のトップニュース
首都圏のゴミ戦争深刻化
ブカシ市が投棄場閉鎖決定
ジャカルタの代替地猛反発
ジャカルタ市民の生活ゴミや産業廃棄物など膨大なゴミを埋め立て処理している西ジャワ州ブカシ市郊外のゴミ投棄場が、地元住民の反対で閉鎖されることになった。窮地に立ったジャカルタ特別州は、州内に代替地を決めたが、今度はジャカルタ市民の抵抗に遭い、代替地探しに右往左往。首都圏のゴミ投棄場をめぐり、ジャカルタ特別州と西ジャワ州の自治体との間のゴミ戦争が、深刻化する様相を見せている。
西ジャワ州ブカシ市議会は四日、市民の撤去運動が続いていたバンタール・グバンの投棄場の閉鎖を決定し、ジャカルタ特別州に通告した。
この処理場はブカシ郊外の約百ヘクタールに及ぶ広大な土地。そこに穴を掘り、ゴミを埋めて土を被せるという方法で、一九八六年ごろから、ジャカルタ特別州のゴミを最終処理してきた。ジャカルタ特別州はブカシ市との間で、二〇〇三年まで使用する契約を結んでいる。
ところが、悪臭や煙、ハエ、一日七百台を超えるダンプカーなどの公害に悩む地元住民が、最近になって撤去を要求。運動は次第にエスカレート。先月十五日、ジャカルタ特別州のゴミ収集車二台を住民が襲い、放火する事件が起きたため、ブカシ市とジャカルタ特別州の対立が激化した。
ジャカルタ特別州側は、土地の契約違反を理由に、ブカシ市に圧力をかけたが、ブカシ市の抵抗は強く、ブカシ市議会は満場一致で撤去を決議し、一歩も引かない構え。
スティヨソ知事は、土地契約違反を、裁判所で争う姿勢を見せる一方、新たな候補地探しを迫られている。同知事は、九百億ルピア(約十五億円)の予算を緊急に計上。西ジャカルタのスレンセンとチェンカレンの二カ所に、ゴミ処理場の建設を決定した。
このほか、北ジャカルタのチャクンチリュブ、マルンダ、東ジャカルタのプロゲバン、西ジャカルタのカプックを予定地として決め、ブカシとほぼ同じ面積の百ヘクタールの土地を確保する見通しを立てた。
このうち、スレンセン地区は六年前までゴミ処理場で、現在は、公園として整備され、毎週、千人の市民が訪れ、釣りなどを楽しめる市民の憩いの場になっている。このため、住民の反発は強い。その他の土地も、住宅地に近く、面積が狭いゴミ捨て場になる可能性があり、住民の抵抗は避けられない。
ジャカルタ特別州は、毎日、六千トンのゴミを排出しているが、その処理をブカシのバンタール・グバン処理場に依存。その他のゴミは、周辺地区の空き地、河川や道路に放棄しているのが実情で、首都圏のゴミ問題が深刻になっている。
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