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2001年3月22日のトップニュース
限定的軍事作戦を実施
アチェ独立問題
対話から強硬路線に転換
アブドゥルラフマン大統領は二十一日、メガワティ副大統領、スシロ・バンバン・ユドヨノ政治・社会・治安担当調整相、マーフッド国防相、ウィドド国軍司令官ら国軍首脳とともに副大統領公邸で会合し、アチェ問題を中心に話し合った。会談後、マーフッド国防相は「政府はアチェ問題の解決に新たな手段を講じる」と語り、二十六日に現地を訪問する大統領の判断を待って、ゲリラの武力鎮圧も辞さない強硬路線に転換することを明らかにした。
アチェなどの分離・独立運動に対し対話路線を掲げてきたアブドゥルラフマン政権は、独立派ゲリラ組織「自由アチェ運動」(GAM)と停戦合意を結んだが、治安情勢は悪化の一途をたどり、二十日にはプルノモ鉱業相らを乗せたヘリコプターがゲリラ側とみられる集団から銃撃を受けた。このため「人道的停戦合意」を破棄し、独立派ゲリラを対象とする限定的な軍事作戦を展開するとしている。
マーフッド国防相は「GAMが平和的解決を望んでいないことは明白だ。軍事作戦をすぐに実施することを提案し大統領も同意した」と語った。さらに「政府は包括的オペレーションと呼ばれる新たな手段を取る。その六つのポイントの一つが限定的な軍事作戦だ」と述べ、近くゲリラ制圧作戦に乗り出すことを示した。
包括的オペレーションの詳細や開始時期については明らかにしなかった。
大統領が二十六日にアチェを訪問し現状を視察した後、ゴーサインを出すとみられる。
政府は十二日の閣議で、GAMを「国家転覆を図る分離主義者」と結論づけ、ゲリラの制圧に乗り出すと発表した。今月九日のエクソン・モービル社の操業停止を機に、大統領はこれまでの政治的アプローチから軍事作戦の容認に転換したとみられる。
グライト・ウソド国軍報道官によると、アチェ特別州の行政機関の八割が、独立派ゲリラの勢力拡大により機能を停止しており、警察部隊だけでは対応できない状態にある。国軍は陸軍戦略予備軍など先鋭部隊をアチェに増派する準備を終えたという。
連日、治安部隊とGAM兵の衝突が発生、二十日には国内最大の液化天然ガスプロジェクトを展開する北アチェ県のエクソン・モービル施設を視察したプルノモ鉱業相らを乗せたヘリコプターが銃撃を受けた。
GAM側は、エクソン社周辺には国軍が非常線を張っており接近することは不可能で、狙撃は軍事進攻を正当化するための国軍の謀略だとの声明を出した。
政府とGAMは昨年から和平交渉を続け「人道的停戦合意」を結んでいるが、今年に入り三百人以上が死亡するなど暴力行為の減少には至っていない。
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