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2001年3月9日のトップニュース
「私が辞めると国家分裂」
大統領
さっさとカリマンタン視察
二週間の外遊を終え、八日未明に帰国したアブドゥルラフマン大統領は同日午前、外遊中に住民抗争が激化した中部カリマンタン州サンピットと州都パランカラヤを訪問した。外遊中止の声を無視したことへの批判を封じ、紛争解決への積極姿勢を示すのが狙い。大統領は機内で「二〇〇四年の任期満了まで辞任しない」と改めて政権維持を宣言、大統領降ろしの世論を巻き返そうとしている。
大統領は八日午前零時四十分、サウジアラビアから特別機で帰国。メガワティ副大統領、スシロ・バンバン・ユドヨノ政治・社会・治安担当調整相、ウィドド国軍司令官、ビマントロ国家警察長官らの出迎えを受けた。
大統領は機内で、メガワティ副大統領への支持が高まっていることについて「メガワティ氏の忠誠を疑ったことはない。疑うなら外遊に出たりしない」と述べた。「メガワティ氏は憲法に違反することはしないと語っている」と付け加えた。
さらに「私が辞任すれば、リアウ、アチェ、イリアンジャヤ、マドゥラまでが独立を宣言、混乱の極みになるだろう」と述べ、「何が起きようと、辞任しない」と強気の姿勢を繰り返した。
カリマンタン支援策公表
同日午前、大統領は中部カリマンタンのパランカラヤとサンピットを訪問した。ユドヨノ調整相、リザル・ラムリ経済担当調整相、スユディ保健相、ウィドド国軍司令官、ビマントロ国家警察長官、ウィマール・ウィトラール大統領報道官らが同行した。
州知事らから説明を受けた後、関係各省と大統領個人の寄付金を合わせた義援金八億ルピアのほか、メッカ巡礼土産のザム・ザムの水(メッカの井戸から取った神聖な水)、クルマ(乾燥ナツメ)一トンを難民に贈った。
マドゥラ人の避難民約五万人について大統領は「可能であれば、戻るべきだ。不可能であれば、再移住する必要がある」と述べた。
パランカラヤでは大統領訪問に反対するデモが行われた。治安部隊の発砲で死者が出たとの報道があったが、ユドヨノ調整相らは「聞いていない」と否定した。
大統領は同日午後六時半、ジャカルタに帰ったが、空港での記者会見に出席しなかった。
リザル調整相は、抗争の再発を防ぐ政府の方針として「六つのイニシアティブ」を発表した。方策は(1)ダヤック人にとって重要な土地をダヤック人に返還する(2)破壊された公共の建物を再建する(3)八億ルピアの支援金を供出する(4)ダヤック人の小・中・高校生百人、大学生百人に奨学金を出す(5)難民に計二百二十五トンの米を支援する(6)サンピットにコミュニティー・センターを建設するなど、社会的、文化的な相互理解を進める−の六点。政府はこの問題に優先的に取り組むと強調した。
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