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2001年3月7日のトップニュース
大統領、きょう帰国
メガ昇格の大合唱の中
新たな大統領降ろし
ムハマディアも動く
政権危機の最中、メガワティ副大統領に留守を任せ、二週間の外遊を強行したアブドゥルラフマン大統領が七日、帰国する。大統領不在の間、カリマンタンの住民紛争が悪化、ルピア暴落が続き、大統領の早期帰国を求める大合唱が起きたが、大統領は強気で押し通した。だが、帰国を前に空気は一変、今度は大統領の早期辞任を求め、メガワティ副大統領に政権を渡すよう求める大合唱が起きている。
アミン・ライス国民協議会議長の支持母体であるイスラム団体ムハマディア(シャフィー・マアリフ議長、支持者三千五百万人)の代表は、六日、アクバル国会議長と会談、アブドゥルラフマン大統領の退陣を求める声明を手渡した。声明は二十八日にメガワティ副大統領とシャフィー議長らが会談した後、発表されたもので、同議長が署名。アクバル議長との会談にはマリック・ファジャール、ディン・シャムスディン両副議長らムハマディア幹部が出席した。
声明では「ムハマディアは、現在の国家指導者は倫理的にも社会的にも正当性を失ったと考える。このため、憲法に則り、(大統領の側に)自発的に国家のリーダーシップを救済する知恵、誠意、政治手腕が必要だ」と述べ、大統領に辞任の選択肢を取るよう求めた。
また「副大統領は国民・国家の分裂を防ぎ、国家のリーダーシップを救済する方策を取るよう」促し、メガワティ氏の大統領昇格を支持した。
ムハマディアは近代主義イスラムの団体で、アミン・ライス国民協議会議長の支持母体。正規会員数は約五百万人、支持者は公称三千万人。
メガワティ氏の大統領昇格キャンペーンに火を付けたのは、ムハマディアのシャムスディン副議長による暴露。メガワティ副大統領との会談で、副大統領が漏らした本音の発言を、記者会見で次のように明らかにした。
「私はアブドゥルラフマン氏を大統領として支持したことはない。私がアブドゥルラフマン大統領に協力しているのは副大統領としての職務にすぎない」
この発言についてメガワティ氏はコメントしていないが、メガワティ氏が大統領昇格を受け入れたと受け止められている。
ムハマディアの動きに合わせ、ハムザ・ハズ開発統一党党首も同日、記者会見し、「特別国民協議会を開催する必要がある。食糧調達庁詐欺事件、ブルネイ国王献金事件の金権疑惑に関し、アブドゥルラフマン大統領に説明責任演説を求める。大統領の事件関与が明らかとなれば、辞めてもらう」と述べ、国会議員の多数意見をまとめて、大統領弾劾のための特別国民協議会の早期開催を求めた。
憲法に従った方法によるメガワティ氏の大統領昇格を支持すると表明したが、「メガワティ氏が大統領に就任した後、グス・ドゥルのようになれば、支持は取り下げるだろう」と付け加えた。
メガワティ氏を大統領に昇格させようという創られたムードに、闘争民主党内外に慎重論が根強い。国民信託党から離党したばかりのバラ・ハシブアン同党元副幹事長は、「メガワティ氏はグス・ドゥルを辞めさせるためだけに利用される可能性がある」と警告している。
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