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2001年2月27日のトップニュース

ジャカルタの高校と提携

立命館アジア太平洋大学

日本留学専門コース開設

日イ架け橋の人材を

 立命館アジア太平洋大学(APU、坂本和一学長)は、ジャカルタのアル・イザール高校の一つのクラスを、同大学を目指す進学生に日本語教育とオリエンテーションを行う特別クラスとする協定を同高校との間で結ぶことで二十五日、正式に合意、インドネシアの新学期が始まる七月に入学する新入生から、実施することになった。
 昨年四月に開校した大分県別府市の立命館アジア太平洋大学が、インドネシアからの優れた人材を留学生として恒常的に受け入れるために発足させた。アル・イザール高校は幼稚園から高校までの一貫教育の私学として知られ、高校の一学年四クラスのうち、一つ(約三十人)を同大学への留学コースとし、日本語と英語の教育を充実する。
 大学側が日本語教師を派遣し、教材などを負担する。この日本語教育のためにナショナル・ゴーベル社、松下電器がアル・イザール高校に日本語教育に必要なOA機器を寄贈する。
 卒業生は他の大学に留学してもよいが、卒業生には奨学金の支援を充実させるほか、高校時代からの日本語の習得を評価したうえで、立命館大学の理工系の学部への編入を認めるなどの優遇措置がある。
 これまで、インドネシアの多くの高校生が日本留学へ強い希望を抱いてきたが、実際に留学するとなると、なかなか決断できないの実状だった。留学費用が高い、日本語の習得に時間がかかる−などの理由が挙げられる。
 木村一信・APU教授(インドネシア事務所長、学生部長)は「日本語を三年間、しっかり勉強してもらい、夏休みには日本でのホームステイで日本との交流を深め、日本留学の準備をしてもらう。大学は英語と日本語の授業で行われるが、実務的な英語をマスターすると同時に、日本語が堪能で、日本とインドネシアの架け橋となる人材を育てたい」と語る。
 立命館アジア太平洋大学の留学生は世界五十三カ国から四百三十人の留学生を受け入れて発足した。このうちアジアからは中国から九十二人、韓国八十六人、台湾三十三人、インドネシア二十七人、インド十七人、タイ十二人など。開校初年度で世界各地から予想外に多数の学生が集まった理由は、留学生の受け入れ体制にさまざまの新しい試みをしたことがある。
 日本政府、日本企業と協力し奨学金制度を充実させたこと。地元の大分県の全面的な支援、英語の授業、実業界も含む充実した教授陣、学生寮の完備などの教育環境が、外国の学生や父兄にとって大きな魅力になったようだ。
 二十五日、ファトマワティ通りのアル・イザール高校を訪れ、スカティ教頭ら高校側と最終的な交渉をまとめた慈道裕治・APU副学長は「日本の大学と外国の高校が、交流と理解を深めながら留学生を日本に招くという方法は、初めての試みだと思う。アル・イザールのような教育に熱心な学校との提携が実現してうれしい」と語っている。

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