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2001年2月24日のトップニュース

死者91人、家屋74戸焼失

民族抗争広がる

難民4000人をスラバヤへ

中部カリマンタン・サンピット

 中部カリマンタン州東コタワリンギン県サンピットで発生した地元民ダヤック人と移住民マドゥラ人の抗争は六日目の二十三日も続き、国家警察の発表によると、同日までの死者は少なくとも九十一人に達した。東コタワリンギン県の公立ムルヤニ病院は「すでに百六体の遺体が運び込まれ、各地の保健所からの報告もまとまっていない」としており、被害者数はさらに増加するとみられる。

 一九九九年の西カリマンタン州サンバスの暴動では、二百人以上の死者が出た。
 政府関連の建物に避難しているマドゥラ人は、約二万五千人に達した。このため国家警察は、スラバヤから海軍の軍艦と客船ペルニ社のカビラ号を現地に送り、約四千人の避難民の移送を開始すると発表した。
 ダヤック人を一方的に検挙しているとして、中部カリマンタン州警察本部長、サンピット警察署長の解任を訴えるダヤック人団体の要望を受けて、国家警察は特捜班を同州に送り、捜査する方針を明らかにした。
 ジャワ島の人口過密を軽減するため、スハルト政権下で強行された移住政策は、地元民を無視しているとの批判があった。
 移住民の送り先の一つになったカリマンタン島各地で、ダヤック人(同島のマレー系少数民族の総称)が、政府の行政管理へ反発、結束力を高めているともいわれる。
 国家人権委員会のアスマラ・ナババン事務局長は「地元民に差別的な政府の政策が、外来者と地元民の間で水平的な抗争を引き起こした。政府は地元指導者だけでなく、広く市民の声を聞く機会を増やさなければ、両者の衝突は繰り返されるだろう」と警告した。
 アクバル・タンジュン国会議長は「大統領が外遊中のため、どのような措置を取るかはメガワティ副大統領が決定を下す。他の閣僚の支援とともにメガワティ氏は対処できると思う」と語った。

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