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2001年2月23日のトップニュース
大統領、2週間の外遊に出発
国民の不満くすぶる中
「メガがいるので安心だ」
アブドゥルラフマン大統領は二十二日午前九時前、ハリム空港から二週間の日程で中東・アフリカ訪問と巡礼のため、イエメンへ出発した。「またぞろ外遊か」「国内問題そっちのけ」「メガワティに任せたのか」「スハルトの二の舞い?」「クーデターの心配は」などと国民の不満と心配は絶えないが、大統領は空港で「イブ・メガがいるから心配ない」と語った。
車いすのシンタ・ヌリヤ夫人のほか、アルウィ・シハブ外相、マーフッド国防相、トルハ・ハッサン宗教相ら六閣僚と国会第一委員会(外交・防衛)のヤスリル・バハルディン委員長ら二人の議員が同行した。
大統領を見送ったメガワティ副大統領は大統領官邸へ向かい、スシロ・バンバン・ユドヨノ調整相(政治・社会・治安担当)と閣議を主宰、石油料金の値上げ問題などを話し合った。
この朝、インドネシア大学学生評議会の学生約百人が、大統領官邸前で外遊を批判するデモを行った。
出発前日の二十一日、大統領は、ユドヨノ調整相、ウィドド国軍司令官、陸海空軍の参謀長ら軍首脳を官邸に招き、外遊中の治安対策について「メガワティ副大統領の指揮で、治安維持に努めるよう」指示した。
国会に警告書を突き付けられた今月一日以降、大統領の孤立化が進み、政権危機は深まる一方だが、大統領はあえて長期の外遊を強行した。
目的がはっきりしないものも含め、就任後十三回目の外遊。すでに世界五十カ国を訪問した大統領が、まだ外遊を続けるのは何のためなのか。「旅行は大統領の趣味だから」と新聞はあきらめの論評。
野党に要求されていたメガワティ副大統領への日常業務を委託し、メガワティ氏の能力を試す狙いもあるのかもしれない。それにしても危機の最中の長期外遊はリスクを伴う。出発前夜の軍首脳との会談で、治安対策を抜かりないよう命じ、メガワティ副大統領の代理役に期待した。
一行は、イエメン、アラブ首長国連邦、スーダン、エジプト、ナイジェリアを訪問。メッカ巡礼のため一週間サウジアラビアに滞在した後、三月七日に帰国する予定だ。
社説・はぐれ者の旅
政治危機の最中、大統領がまた旅に出る。最初の外遊はインドネシアの統一を世界に訴えるためで、国民は納得した。しかし、外遊が彼の趣味だと分かると、そんなに重要なことかと国民は疑問に思っている。
グス・ドゥルとともに一年。彼は、自分だけが理解できる独りよがりの見本のような存在だ。国民は彼から何も学べないし、彼も国民に何も教えてくれない。
グス・ドゥルは糸が切れたたこのようなものだ。どこに飛んでいくか分からない。国民が笑うにしろ泣くにしろ、それは、われわれの失敗なのだ。最大の懸念は、混乱したメッセージを放ち、国を混乱させることだ。グス・ドゥルは、外国に出かけ、自分の国を攻撃するはぐれ者みたいな存在だ。(メディア・インドネシア紙)
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