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2001年2月21日のトップニュース

「オランウータン救おう」

熱帯林を保護、動物を守る

邦人有志がキャンペーン

24、25日にTシャツ販売

 熱帯林の消滅でオランウータンが絶滅の危機に瀕しており、森林保護と合わせ、オランウータンの命を守ろう−と国際協力事業団(JICA)専門家の青山銀三さん(四九)をはじめ海外青年協力隊員、在留邦人ボランティアグループ「J2ネット」が中心になり、二十四、二十五日の二日間、プラザ・スナヤンと日本食スーパー「カモメ」「コスモ」「パパイヤ」でキャンペーンを行う。

 オランウータンのオリジナルTシャツを販売、収益金を教育絵本印刷費に充てる。絵本は日本へ密輸されたオランウータン四頭が野生復帰の訓練を受けているカリマンタン・バリクパパンにあるリハビリセンターに贈る。
 JICA専門家として林業省に派遣され、今月末に帰任する青山さんは、日本から返還されたオランウータンの受け入れにかかわった。
 昨年、オランウータンの保護を訴えるインドネシア語と英語の絵本「ラングが森に帰るまでの長い旅」を制作した。九月にはオランウータン保護について講演し、講演を聴いた人の中からキャンペーンの企画が持ち上がった。
 海外青年協力隊員、J2ネットなどの約二十人が協力、写真展示や子供向けの紙芝居を行うほか、Tシャツを販売する。
 Tシャツを買った人に、日本語訳付きの絵本「おかえりなさいラング」をプレゼント。二千枚を販売し、二千万ルピアの収益金を上げることを目標としている。収益金はインドネシア語の絵本印刷に充てる。
 絵本はリハビリセンターに贈る。昨年、同センターに千五百冊を寄贈したところ、「説明するのにわかりやすい。配布してなくなってしまったので、新たに送ってほしい」と要請があったという。
 今回販売するTシャツは三種類。オランウータンの子供の顔をスケッチしたものがモノトーンとカラーの二種類。普段からオランウータンを観察しているリハビリセンターの職員が描いた絵を元にしており、「悲しい」「恥ずかしい」「うれしい」などの四つの表情がとらえられている。もう一種類はオランウータンの赤ちゃんのカラー写真。一枚三万│三万五千ルピアで販売する。
 青山さんは「インドネシアの熱帯林は年間百六十万ヘクタールも減少しており、このまま減少を続ければ、十年でなくなってしまう。森に住むオランウータンは熱帯雨の健全な育成を助けている。オランウータンの絶滅を防ぎ、熱帯林の保護を訴えたい」と語った。
 キャンペーンは二十四日午前十一時−午後七時、プラザ・スナヤン▽同午前九時−午後六時、スーパー▽二十五日午前十一時−午後七時、プラザ・スナヤン▽同午前九時−午後五時、スーパー。

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