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2001年2月20日のトップニュース
挙国一致内閣を模索
与野党首脳レベルで
マーフッド国防相が示唆
「暴力衝突を避ける」
政権危機を気にかける風もなく、アブドゥルラフマン大統領は二十二日、予定通り二週間の外遊に旅立つが、帰国後、大幅な内閣の入れ替えがあるとの見方が再び浮上してきた。国会が大統領に汚職容疑の警告書を出して以来、大統領と野党支持者の対立が深まり、政党事務所襲撃や政党指導者へのいやがらせなど政治テロ同様の暴力がはびこっている。国会のエリート政治家の権力争いが、市民を巻き込んだ暴力を誘発している現状に、与野党の指導者がともに懸念を表明、当面の危機を乗り切るため与野党の人材を配置した挙国一致内閣を組織する方向で各党間の意見調整が行われている模様だ。
マーフッド国防相は十八日、政治対立の緊張を除くため、与野党の指導者を迎えた内閣の再編が行われるだろうと述べた。
その理由として「大統領を支持する勢力と反対する勢力が拮抗し、このままでは政治の早期安定は難しい」と述べ、マーフッド氏も自ら各党幹部と非公式に意見を交換していることを明らかにした。
大統領に最も反発する開発統一党や、アミン・ライス氏の国民信託党の改革会派の閣僚も歓迎するという。ただし「グス・ドゥル(大統領)を追い出すことが事態解決にはならないと指導者は認識すべきだ。大統領派も反対派を無視できないと知るべきだ」とマーフッド氏は指摘した。
マーフッド国防相は「閣僚ポストは党利党略の取引にしてはならぬ、とかねがね大統領は言っている。しかし、こうした解決策は政治の現実であることを大統領に説得している」と述べ、双方の陣営が「妥協の内閣」設置に向けて水面下で交渉を進めていることを認めた。
マーフッド氏によると、大統領、副大統領(闘争民主党)、アクバル・タンジュン国会議長(ゴルカル党)、アミン・ライス国民協議会議長(国民信託党)の四指導者の下のレベルが、内閣改造について話し合いを始めているという。
これに対し、闘争民主党のプラモノ・アヌン副幹事長は「昨年八月、大統領自身が出したメガワティ副大統領へ日常業務を委譲する大統領令(二〇〇〇年第一二一号)と国民協議会決議(二〇〇〇年第八号)を実施することが先決だ。内閣改造の時期はまだ熟していない。危機解消の方策について党としてはまだ態度を決めていない」と冷淡な反応。
一方、大統領与党の民族覚醒党幹部のアリフィン・ジュナイディ氏は十八日「大統領は数人の閣僚をすげ替える予定だ。新閣僚の陣容は大統領が外遊から帰国後の四月ごろにも発表される」と語った。
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