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2001年2月8日のトップニュース

支持と反対のデモ拡大

政権の危機深まる

スラバヤでは暴徒化

「大統領を死守する」

 アブドゥルラフマン大統領を退陣に追い込もうとするアミン・ライス国民協議会議長ら国会の野党勢力に抗議する大統領支持派による東部ジャワ各地のデモ参加者は七日、約八万人にふくれ上がり、第二の都市スラバヤでは暴徒化したデモ隊がゴルカル党支部の建物に放火した。一方、大統領官邸には約二千人の反大統領派のデモ隊が押しかけたほか、メダン、パダン、バンドン、スマランでも、大統領の辞任を要求するデモや集会が開かれた。国会を舞台にしたエリート政治家の権力闘争は、大統領降ろしと大統領擁護を叫ぶ民衆を巻き込む複雑な展開を見せている。
 大統領の支持母体であるナフダトゥール・ウラマ(NU)のデモ隊は七日、マラン、グルシック、パスルアン、ジョンバン、プロボリンゴ、トゥバン、ラモンガンなど東ジャワ州各地からトラックやオートバイに乗ってスラバヤに集結。「グスドゥルを守るため最後の血の一滴まで闘う」と赤い字で書いたプラカードが街にあふれた。
 大統領支持派のデモはこの日で五日目。約八万人が市内をデモ行進、暴徒化した一部がゴルカル党東ジャワ州支部のビルに火を付け、ビルは全焼した。市内を埋め尽くした群集で、列車の運行が一時休止した。
 州内のゴルカル党支部、アミン・ライス国民協議会議長の国民信託党や支持母体のイスラム社会教育団体ムハマディアの建物も破壊された。
 州庁舎を取り囲んだデモ隊の代表は州議会議長や州知事に対し(1)二〇〇四年まで大統領を支持(2)ゴルカル党の解散(3)国会の警告書の撤回(4)アクバル・タンジュン国会議長、アミン・ライス国民協議会議長の解任−−などを国会に伝えるよう要求した。
 アクバル議長(ゴルカル党党首)は「ビマントロ国家警察長官に、わが党の支部への警備を強化するよう要請していたが、州支部が放火された」と遺憾の意を表明、「鎮静化できなければ、大統領の権威は失墜するだろう」と警告した。
 ハシム・ムザディNU議長は「東ジャワのキアイ(イスラム指導者)たちは政治情勢に怒っている。サントリ(生徒)の大部分は指導者であるキアイの命令を守るが、サントリが依然としてデモを行っているのは、キアイたちも怒っているということだ。大統領を解任させようとする政治エリートは、民衆をゴミのように見捨てるべきではない」と述べ、大統領を追い詰めようとする国会議員を激しく非難した。
 この朝、大統領はメガワティ副大統領の公邸を訪れ話し合ったが、デモ鎮静化の名案はなく、大統領が平静を呼びかけただけ。アクバル議長とメガワティ副大統領が、野党の動きをけん制する発言をしたが、権力闘争が微妙な段階になったため、軍も事態を見守る姿勢のようだ。

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