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2001年1月26日のトップニュース
ムラピ山、激しく噴火
火砕流噴出、2.5キロまで達す
年初から火山活動が活発化した中部ジャワのムラピ山では二十五日も火砕流の噴出が続き、流出した火砕流は火口から約二キロの地点まで達した。火山科学開発研究所ジョクジャカルタ事務所のラトドモプルボ課長は「二十四日に比べ、噴出の頻度は減少したが、予断を許さない状況に変わりはない」と語った。
ムラピ山の活動が一定ではないため、火山活動が終息に向かっているかどうかの判断は下せないという。
二十四日には、午前十一時ごろから約一時間にわたり、約二分ごとに火砕流を噴出。火砕流は噴火口から西に向かい、二・五キロの地点まで到達した。
同研究所は、ムラピ山西部に位置するカリ・サット村とカリ・スノオ村の住民に対し避難勧告を出した。噴火口から約四キロのババダンにある観測所でも、隊員たちが避難準備を開始した。
同研究所のシャムスル・リザル火山局長は「噴煙の温度は六百度から千度に達している。観測は別の場所から行う」と説明した。
同研究所ジョクジャカルタ事務所は十日、危険度が五段階のうち四段階目に当たる「警戒」を出した。
■「噴火口2001」形成中
火山科学開発研究所によると、ムラピ山は、今回の噴火で新しい火口を形成している。この火口は、「噴火口二〇〇一」と名付けられた。爆発的な噴火が起きていないため、火山活動は長引く見込みだ。
■火砕流の見学ツアーも
ジョクジャカルタ市の北へ車で一時間、ムラピ山の南麓、標高約九百メートルの高原避暑地カリウランで、ホテル・フォグル(0274・895・208)を経営している田中幸年さん(九四)は、「噴煙は西の方角に流れており、ジョクジャカルタ方面に影響はない。一九九四年の噴火の時、ポン、ポンという音が聞こえたが、今回は静かだ」と語った。
ムラピ山は中部ジャワ州ボヨラリとジョクジャカルタ特別州にまたがる活火山で、一九三〇年、五四年、九四年に噴火し、多数の死者を出している。
一九四九年からジョクジャカルタに住んでいる田中さんによると、これまでに二度、カリウラン地区にも避難命令が出たことがあるという。
ホテル・フォグルでは、噴火活動がよく見える場所までの登山ツアーを行っている。午前三時にカリウランのホテルを出発、徒歩でムラピ山の中腹まで行き、闇に赤く輝く火砕流を見学する。同九時にホテルに戻ってくる。朝食が付いて一人二万五千ルピア。
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