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2001年1月25日のトップニュース

サプアン被告に求刑4年

食糧調達庁詐欺事件

「大統領の指示と信じた」

 アブドゥルラフマン大統領の関与が疑われている食糧調達庁詐欺事件(ブロッグゲート)で、資金を提供したサプアン同庁前副長官の職権乱用、横領に対する求刑公判が二十三日、南ジャカルタ地裁で行われ、検察側は禁固四年を求刑した。サプアン被告は「大統領がスオンドを通じ、アチェ対策の資金を要請してきたと信じたため、職員財団の資金を支払うよう命じた」と証言、大統領の指示に従った行為であるとして無罪を主張していた。
 事件は大統領の元専属マッサージ師のスオンド容疑者が、同庁の職員財団から三百五十億ルピアをだまし取り、大統領の知人らと金を山分けしていたというもの。大統領が直接関与していた疑いが濃く、国会特別委員会は大統領を喚問して尋問する予定だったが大統領が拒否。最終結果は二十九日の本会議で報告される。
 サプアン被告の証言によると、昨年一月、スオンド容疑者の仲介で、大統領と大統領官邸で会った。
 その際、大統領はアチェの人道援助資金として三百五十億ルピアが必要であり、食糧調達庁で資金をいくら捻出できるかと尋ねたという。
 サプアン被告は「食糧調達庁は三千七百億ルピアの資金がある。大統領令があれば金を支払うことができると説明した。大統領が何も言わなかったので、そのまま退出した」と語った。
 その後、大統領は大統領令の手続きは非常に複雑なので、他の資金源から金を捻出するよう命じてきた、とスオンド容疑者からサプアン被告に伝えてきた。
 「この話に基づいて、職員財団から資金を工面しようとした。スオンド容疑者が、大統領は中東の国から多額の寄付を受け取ると語っていたため、財団の資金はすぐに返却されると信じていた」という。
 こうして、副長官のサプアン被告は昨年一月十三日に「アチェの人道支援のため、百億ルピアまでの資金を支払う」とする指示書を職員財団のムルヨノ理事長に送った。
 二度目の指示書は、サプアン被告が一月二十五日に署名、二百五十億ルピアの支払いを命じるものだった。
 資金を受領した領収書には、大統領の個人アシスタントとして、スオンド容疑者がサインした。
 これはスオンド容疑者の要請によるもので、サプアン被告は、スオンド容疑者が大統領の使者であると信用しており、事件が報道されるまで大統領に資金が渡ったかを確認することはなかったという。
 スオンド容疑者の手に渡った三百五十億ルピアに関し、小切手四枚が振り出され、スオンド容疑者の妻テティさんや大統領の友人の女性実業家シティ・ファリカさんら四人に資金が渡ったことが明らかになっている。
 事件が発生した時期は、就任直後の大統領が資金工作でアチェ問題の解決を図っていた時期と合致するが、「アチェ人道援助に使われる」と疑わなかったという財団資金はアチェに送金されることはなかった。
 スオンド容疑者は、サプアン被告に対し、資金捻出と引き換えに同庁長官への昇進を約束したとされるが、事件発覚後スオンド容疑者は逃亡。サプアン被告は昨年五月末、職権乱用と横領の疑いで逮捕され、同庁から免職処分となった。
 サプアン被告は、裁判長にスオンド容疑者の詐欺行為に落胆しているかと尋ねられると、「なぜ私が法廷にいるのかさえ分からない」と答えた。

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