ホーム
2001年1月23日のトップニュース
大統領、途中で退席
特別委の国会外喚問
官邸で記者会見「法的根拠がない」
アブドゥルラフマン大統領の食糧調達庁詐欺事件とブルネイ国王献金事件に絡む疑惑を調査している国会特別委員会(バクティアル・ハムシャ委員長)は二十二日、スナヤンのコンベンション・センターで大統領と会談した。大統領は「特別委に法的根拠はない」と決めつけ、途中で退席した。権限に関する大統領と国会の食い違いが再び表面化、大統領の汚職事件をめぐって両者の対立が長引くことになりそうだ。
大統領は午後四時すぎ、到着。アクバル・タンジュン国会議長らに迎えられ、特設された会議室に入った。喚問はクローズドで行われ、午後五時ごろ、終了した。
ズルファン・リンダン委員が民放SCTVのニュース番組で語ったところによると、特別委はまず、大統領に宣誓を求めたが、大統領は「これは裁判ではない」として拒否。
特別委はさらに、ルスディハルジョ前国家警察長官らの事件に関する証言について尋ねたが、喚問が始まって十分ほどで、大統領は「特別委は官報に記載されていないため、違法だ」と言い出したという。
これを受けて動議がいくつか出されたが、やがて、大統領は突然、退席したという。
控え室にいたアクバル議長は会議が終了したと聞いて驚き、大統領を追いかけた。大統領はアクバル議長に「特別委の性格がはっきりしない」と述べた。
アクバル議長は「対応は特別委が決めること。また、特別委の提案に賛成するかどうかは本会議で決定する。国会と大統領の関係に影響はない」と語った。
大統領は会議の後、大統領官邸で記者会見を開いた。大統領は「特別委は民主主義を学ぶための政治フォーラムだと思って、行った。法的なものであれば、憲法に違反するため、私は参加しない。私は特別委に、これは政治フォーラムか法的フォーラムか、とただしたが、特別委は明確に答えられなかった。このため私は、続けることは無意味だと考え、帰ることにした」と語った。
「特別委は違法か」との質問に対しては「憲法に違反するので、そうだ」と明言。大統領はまた、「特別委はメディアを利用して政府と大統領の信頼をおとしめている」と非難した。
ウィマール・ウィトラール大統領報道官は記者会見の後、「大統領は礼儀を示すため、また、政治フォーラムだと考えたため、出席を決めた」と説明した。
特別委委員の一人は「これ以上大統領と議論を続けても不毛であるため、再度喚問はしない」と述べており、調査はこのまま終了する可能性が高い。二十五日に調査結果が公表される予定だ。
Copyright © 2000 PT. BINA KOMUNIKA ASIATAMA, BYSCH
All Rights Reserved.