ホーム
2001年1月17日のトップニュース

アミン氏、大統領に断絶宣言

イスラム各党が野党化

 一昨年六月の総選挙で第一党となった闘争民主党(PDI−P)のメガワティ氏の大統領当選を阻止するために結成され、アブドゥルラフマン大統領を政権の座に就かせる原動力となったイスラム中間派の緩い連合「中軸グループ」(ポロストゥンガ)について、このグループの幹事役であるアミン・ライス国民協議会議長は十四日、「大統領が危険な政策をとっているので、もう支援はしない」と語り、中軸グループと大統領の関係が断絶したことを初めて認めた。 アミン・ライス氏の大統領批判は、日増しに激化、最近は繰り返し大統領の即時辞任を求めている。
  アミン・ライス氏の断絶宣言で、大統領の党の民族覚醒党(PKB)とメガワティ副大統領の闘争民主党の二つの政権与党に対し、他のイスラム党が野党色を一層強めることになる。
  ハビビ政権下で行われた一九九九年の総選挙の結果メガワティ氏の党が圧勝、第二党となったハビビ政権与党のゴルカル党との対立が鮮明となった。
  このため「民族主義派と守旧派の衝突を避けるための中間派」を旗印に、第五党に甘んじた国民信託党(PAN)のアミン・ライス氏の呼びかけで、第三党の開発統一党(PPP)のハムザ・ハズ氏、第四党の民族覚醒党のアブドゥルラフマン氏、少数政党の月星党(PBB)のユスリル・イフザ・マヘンドラ氏、正義党などが加わって、イスラム中間勢力の「橋渡し役」として結成された。
  九九年十月の大統領選挙で、中軸グループはメガワティ潰しを画策。アブドゥルラフマン大統領が誕生した。しかし、閣僚入りした開発統一党のハムザ党首が大統領と対立して辞任して以来、中軸グループと大統領の関係が悪化していた。
  現在、アブドゥルラフマン政権に残る中軸派の閣僚は法相のユスリル氏ら三人だけ。大統領への支持を切ったことについてアミン・ライス氏は「私は政権をデモで倒すようなことはしない。国会で政策批判の質問書を出し、特別国民協議会で大統領の信任を問う民主的な方法をとる。国会には、二〇〇四年まで大統領を続けさせたいグループと、すぐ辞めさせたいグループがある。私自身は大統領に政策改善の機会を与える。食糧調達庁の詐欺事件の国会審議で、大統領がテストに合格すれば、大統領が態度を改めたことになり、もし、そうでないなら、国会が質問書を出し、三カ月以内に辞任を迫られる」と語った。

 Copyright © 2000 PT. BINA KOMUNIKA ASIATAMA, BYSCH
 All Rights Reserved.