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2001年1月11日のトップニュース

反政府勢力がデモ予定

国会再開15日危機説も

政権支持派の動きも活発

 十五日の国会再開に向け各地で反政府デモが起きるとのうわさが広がり、十日、インドネシア・ムスリム学生行動(KAMMI)の約三百人が、ホテルインドネシアから独立記念広場へデモ行進、ジルバブをまとった女子学生たちは、「政治エリートの権力闘争に、大衆を巻き込むな」と訴えた。
 年末の爆弾テロ以来、政治的緊張が高まり、アブドゥルラフマン大統領の出身母体であるナフダトゥール・ウラマ(NU)の青年行動隊が、ジャカルタに大量動員され、反政府勢力のデモ隊と対決するとのうわさが流れている。

 こうしたデモ情報を懸念しているという中間派を自称する学生たちは、「暴力と無政府主義は民主主義のゴミだ」と叫び、国営ラジオ局に押しかけ、大衆動員を中止する呼びかけを全国に放送するよう要求した。
 国会議事堂に隣接するスナヤン競技場の東駐車場で十五日、NUの学生組織インドネシア・イスラム学生連盟(PMII)の集会が予定されている。その際、NU自警団のバンセルもジャカルタへ乗り込むとの情報が流れている。
 これに対し反政府グループは、ジャカルタのホテルの部屋を大量予約し、アブドゥルラフマン大統領の退陣を要求する大規模なデモの準備を進めていると伝えられる。
 ユドヨノ調整相は十五日のデモの際、扇動者が暗躍する可能性があると指摘。マーフッド国防相も「スハルト政権退陣当時のように暴動を画策している」と語った。スティヨソ・ジャカルタ特別州知事は「デモ隊の首都流入を阻止するため、東ジャワ、中部ジャワ、西ジャワの各州知事と話し合った」と述べた。ジャカルタ警視庁は一万八千人の警官を配備、警備を強化している。
 国会初日の十五日は、国会が選出した最高裁長官候補をアブドゥルラフマン大統領がそれまでに承認したかどうかが焦点。大統領はメガワティ副大統領と相談して決めるとしているが、メガワティ副大統領は、大統領が自ら決断を下すべきだと冷たい。
 食糧調達庁を舞台にした詐欺事件、ブルネイ国王からの献金事件など大統領の不正関与を追及しようと議員たちは手ぐすねを引いて待っている。
 ファトワ国会副議長(国民信託党)は「大統領の不正関与が明らかになった場合、特別国民協議会を開催し、大統領に不信任の動議を突き付ける」と述べ、大統領の疑惑を徹底して追及する構えを見せている。


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