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2001年1月6日のトップニュース
手こずる大物人事で
メガ、大統領を突き放す
「自分で決断すべき」
最高裁長官・閣僚辞任問題
外遊中のメガワティ副大統領は四日夜(現地時間)スイス・ジュネーブからバングラデシュ・ダッカへ向かう機中で記者会見し、大統領が手こずっている最高裁長官の人事やリアス・ラシッド行政改革担当国務相の辞任問題に関して、大統領自身が全責任を負うべきだとの考えを示した。中銀総裁人事でもミソを付けている大統領が、副大統領にも共同責任を負わせようとして、メガワティ氏に一蹴されたと政界では受け止められている。
昨年十一月から空席になっている最高裁長官の人事について、国会はムラディ前法相ら二人の候補を選出したが、大統領の反対で難航。国会は大統領に今月十五日まで、二人の中から指名するよう要求している。
一方、地方分権関連二法の施行に絡んで大統領に辞表を提出したラシッド国務相の扱いについて、大統領は、なぜか、メガワティ副大統領の帰国を待って決めると表明した。
議会や閣内の駆け引きが絡む二つのややこしい人事について、大統領がメガワティ副大統領を取り込んで連帯責任を負わせようとしているとの見方が有力。外遊先のメガワティ発言は、こうした大統領の思惑に巻き込まれまいとする狙いがあるようだ。
メガワティ副大統領は「私に相談することに問題はないが、最終決定の責任は大統領にある」と述べた。
ムラディ氏ら二人の最高裁長官候補の是非を国会で採決した際、闘争民主党会派が棄権したことについて、メガワティ氏は「最高裁長官には偉大な人物が求められている。重要なのは選考の過程でなく候補者の資質だ」と説明、党独自の方針だったことを強調した。
また、二日に辞表を提出したラシッド国務相の去就に関しては「帰国して、大統領とラシッド国務相に説明を聞かないことには分からない」と述べ、コメントを避けた。
二つの重要人事を副大統領の帰国を待って決定するという大統領の姿勢を、アクバル・タンジュン国会議長が厳しく批判したため、大統領は五日、南スマトラ・パレンバンで開かれた住民との対話集会で「国会議長は『大統領は副大統領の後ろに隠れるな』と私を批判したが、大統領が副大統領に相談して、どこが悪いのか」と切り返した。大統領は「重要な問題を副大統領に相談するのは自然なことだ。もちろん、決定権は私にある」と述べた。
大統領の指導力低下が懸念されているが、「二○○四年まで任期を全うできるか」との参加者の質問に答え、大統領は「任期を全うすると確信している。民族覚醒党(PKB)、闘争民主党(PDIP)、国軍の三会派が、(大統領弾劾を意図する)特別国民協議会は開かないと明言している。政治危機はもう終わった。政府も国民も、いまや生活向上に専念して取り組めばよいのだ」と強気に語った。
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