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2000年12月19日のトップニュース
きょうイスラム法宣言
正副大統領
冷たいアチェ住民の反応
アブドゥルラフマン大統領とメガワティ副大統領は十九日、アチェ特別州の州都バンダアチェを訪問し、同州へのイスラム法(シャリア・イスラム)適用を公式に宣言するとともに、同州に人道支援のための特別予算一千億ルピア(約十二億円)を配分することを正式発表する。大統領は今年一月に同州のウェ島サバンを訪れているが、正副大統領がバンダアチェを訪問するのは就任以来初めて。激化する分離・独立運動に歯止めをかけるのが目的だが、二人を迎えるアチェ人の表情は硬い。
政治評論家のアルビ・サニット氏は十八日、「アチェ問題の根本は、貧困と治安部隊による住民への人権侵害だ。この二つを解決するための明確な展望なしに訪問しても、あまり効果は期待できない。約束するだけではだめだ」と語り、正副大統領がバンダアチェを訪問しても実質的な効果はないと厳しく批判した。
アチェの独立派学生組織「アチェ住民投票情報センター」(SIRA)のモハマッド・ナザル議長は、アチェ住民は以前からイスラム法にのっとって生活しており、今さらイスラム法を適用しても変化はないとの見方を示している。
独立派ゲリラ組織「自由アチェ運動」(GAM)からは、イスラム法適用は大統領の政治的策略だとの見方も飛び出している。
GAMのトゥンク・ハムザ地域司令官は十八日、「アチェはイスラム原理主義だとの印象を国際社会に与え、分離・独立運動を支援しないようにさせることが目的だ」と語った。
ウィマール・ウィトラール大統領報道官が発表したスケジュールによると、正副大統領は十九日午前六時半にハリム空港を出発し、バンダアチェでイスラム法適用を記念する式典に出席する。その後、アチェの指導者らと会談し、午後四時半にハリム空港に戻る。
ウィマール報道官は「アチェの指導者とはだれか」との質問に対し、治安上の理由から今は明らかにできないとし、正副大統領がジャカルタに戻った時に記者会見で発表すると語った。
アルウィ・シハブ外相は同日、式典には十六カ国からの大使が出席する予定だと明らかにした。シハブ外相自身とトルハ・ハッサン宗教相はほかに予定があるため出席できない。
兵士が民間機に発砲
目撃者の証言によると十八日早朝、北アチェ県ロクスマウェの空港で、エクソンモービル社がプリタ航空からチャーターした飛行機に、国軍兵士数人が発砲した。着陸寸前だったチャーター機は機体に数発被弾したため、う回して別の飛行場に向かった。 発砲の理由は不明。乗客・乗員二十三人にけがはなかった。
ロクスマウェ管区司令官のイスカンダル中佐は同日、発砲はGAMの仕業だとして、兵士による発砲を否定した。
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