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2000年12月15日のトップニュース
「上げすぎだぞ、授業料」
連続値上げで一挙に1・5倍
インドネシア大語学コース 1学期1500ドルに
インドネシア大学は、来年一月の新学期から、同大学文学部付属の外国人向けインドネシア語コース(BIPA)の一学期分(約四カ月)の授業料を、これまでの千二百五十ドルから千五百ドルに値上げすることを決めた。同コースは今年八月に千ドルから千二百五十ドルに値上げしたばかり。説明いっさいなしの大幅値上げに、日本、韓国、欧米諸国から留学している学生たちの怒りの声が上がっている。
BIPA(ビパ)は初級者向けから上級者向けまで三段階のレベルに分かれ、通常は三学期を履修して修了する。その場合、卒業までに合計四千五百ドル(約五十万円)を支払うことになる。
また、これまで、入学時の授業料が卒業するまで適用されていたが、今回の値上げから、在学生も新入生同様に千五百ドル。私費留学生にとっては大きな負担増となる。
BIPAは一九八五年、前身の文学部外国人学生科(BUMA)を発展させて発足した。外交官の卵、インドネシア研究者、ビジネスマン、学生、主婦などに門戸を開放し、早稲田大学、亜細亜大学などとの交換留学制度も実施している。
現在は九クラス、生徒は九十九人。日本人と韓国人がほとんどを占める。
今年入学した日本人の私費留学生は「どんな目的で、何に使うために値上げをするのか、大学側はまったく説明しない。学生に何らかの恩恵があるならわかるが、授業や設備の改善もないのに授業料だけ勝手に上げられるのは納得できない。大学は外国人学生を単なる収入源としか見ていないようだ」と怒っている。
「建物が古く、AV機器も一昔前の古いもので、壊れやすい。生徒が理解していようが、いまいが授業はどんどん進み、とても親切な授業とは言えない。千五百ドルの授業料は、授業の内容から見てあまりにも高過ぎる」と不満を述べた。
この値上げについて、BIPAのリベルピー・シホンビン企画部長は「大学の自治を拡大する政府の方針にそって、値上げを決めた。国立大学への助成金が削除され、受益者負担で予算不足をカバーするしかない」と語っている。
リベルピー企画部長によると、大学への政府の干渉が減る代わり、維持費の約七割を大学側が負担しなければならなくなる。
ただ、値上げは語学コースだけでなく、学部の修士、博士過程で学ぶ外国人学生の授業料も対象になるという。最終的には、授業料を二千ドルまで引き上げることを検討中で、授業料が現在の二倍近くになる可能性を指摘している。
リベルピー氏は「大学の自治を強めるため、学生負担が増えるのは避けられない。しかし、教育の質を向上させ、授業に反映させたい。ナショナル大学インドネシア語コースのように一学期五百ドルの学校もあるが、授業内容や講師陣の質を見て選択してもらうしかない」と語り、伝統あるインドネシア大学の語学コースの授業料値上げはやむ得ないとの姿勢だ。
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