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2000年12月09日のトップニュース

冷却した外交関係の改善

イ・豪閣僚会議で合意

大統領の訪豪実現へ

 昨年の東ティモール騒乱以来、冷え切った両国関係の改善を目的に、豪州のキャンベラで行われたインドネシア・豪州閣僚会合が八日、二日間の日程を終えて閉幕した。両国代表団は貿易、投資、農業などの分野で協力を促進することを約束したほか、アブドゥルラフマン大統領が先に提唱した「西太平洋フォーラム」構想を推進することでも合意。これまでに国内の反対で三度延期されているアブドゥルラフマン大統領の訪豪実現に向け、大きく前進した。
 会合後に記者会見したアルウィ・シハブ外相は「極めて友好的、建設的な会合で、両国とも非常に意欲的だった。この会合は、関係改善に向けてのターニング・ポイントになるだろう」と評価、アブドゥルラフマン大統領は来年二月に訪豪する意向だと語った。
 アレクサンダー・ダウナー豪外相は「われわれは地域の安全と繁栄を守るために利益が一致している。インドネシアが分裂すれば周辺国にも壊滅的な影響を及ぼす。豪州はインドネシアの領土統一を全面的に支持する」と語り、イリアンジャヤを含むインドネシア各地の分離・独立運動を支持しない立場を明確にした。
 ダウナー外相はさらに「西太平洋フォーラムの結成は建設的なアイデアであり、インドネシア政府と協力していきたい」と協調姿勢を見せた。
 シハブ外相によると、西太平洋フォーラムのメンバー国として想定されているのはインドネシア、豪州と東ティモール、パプアニューギニア、ニュージーランド、フィリピンの六カ国。同外相によると、政治、経済、社会、文化的な事柄について協議することを構想しており、来年初めにもジャカルタに各国代表を集めて準備会合を持ちたいとしている。
  五回目となる閣僚会合には、インドネシア側からシハブ外相のほか、 ルフト・パンジャイタン産業貿易相、ヤフヤ・ムハイミン教育相、ブンガラン・サラギ農業相、サルウォノ・クスマアトマジャ海洋・漁業相の五人が出席。豪州側はダウナー外相、マーク・ベイル貿易相、ピーター・コステロ蔵相、フィリップ・ルドック移民相、ニック・ミンチン産業相、ウォレン・トルス農業相ら十閣僚が出席した。
 両国関係は、昨年の住民投票後の東ティモール騒乱鎮圧のため、豪州軍中心の国際部隊が東ティモール入りしたことで、親イ政策をとっていたキーティング前豪首相時代からは一転して極度に悪化した。インドネシアの政治家や知識人の間では「豪州が東ティモールを奪い取った」との認識があり、豪州への反発はまだ根強い。

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