元研修生バンド「ジフィリア」 「工場で歌を特訓した」 日本語に込める友好の絆 (2013年03月15日)

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 日本のアニメーションや音楽ライブ作品を上映する「ジャパン・アニメ・Jポップ・ウィーク(じんぱくと)」の記者会見には、日本の女性4人組のロック・ポップバンド「SCANDAL(スキャンダル)」、日本語を挿入したヒット曲「アイシテル」で知られるインドネシアのロックバンド「ジフィリア」のメンバー4人も参加した。
 ボーカル、ギターを担当するズルさん(32)は2003年から08年まで約5年半、日本で働いた経験があり、ギターは研修先の群馬県太田市で日本人から学んだという。「名古屋に移ってからは、せんべいや鋳物、プレス工場などを転々とした。午前8時から午後8時までの重労働。工場の機材の音にかき消されないようにと大声を出して歌を歌っていた」
 日本滞在中に大ヒットした曲があった。日本のラップ歌手SoulJa(ソルジャ)と青山テルマのデュエット「ここにいるよ」。名古屋で公演したインドネシアの人気ロックバンドにスカウトされ、帰国後にこの曲のカバーをレコーディング。遠距離恋愛の切なさを「アイシテル」と日本語に込めた。2010年にはインドネシア各地で歌われるほどの大ヒットになり、「アイシテル2」「アイシテル3」と3部作を制作。セカンドアルバムには「アイノアカシ(愛の証)」と日本語の歌詞の比重を増やした曲も収録。五輪真弓の「心の友」もカバーした。
 2歳になる愛娘には「ヨシ」と日本人の名前を付けた。「もっと日本関連のイベントに出演し、日本とインドネシアの懸け橋として活動できたら」。今年7月に東京で開かれる観光イベントに参加する予定があり、今から5年ぶりの日本再訪を楽しみにしている。(配島克彦、写真も)

「じんぱくと」の記者会見に駆け付けたズルさん(左)らジフィリアのメンバ
「じんぱくと」の記者会見に駆け付けたズルさん(左)らジフィリアのメンバ

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