ジャカルタフェア開幕 JIエキスポ 2700社出展、W杯観戦も

 ジャカルタ特別州の生誕491周年を祝う記念イベント「第51回ジャカルタフェア」が23日、中央ジャカルタ・クマヨランの国際展示場(JIエキスポ)で開催した。飲食や通信、自動車、スポーツ、ファッションなどの分野から約2700社がブースを出展するほか、音楽ライブやコスプレ、ミスコンテストなども開催される。7月1日まで。

 特別州によると、開催期間の推定来場者は約600万人、取引目標額は計7兆ルピア。
 会場は15のエリアに分かれ、屋外エリアは菓子や飲み物を販売するブースが所狭しと並ぶ。菓子メーカーのエースフードは同社のスナックを五つ買うとダーツゲームや仮想現実(VR)体験ができるブースを設置。VR体験ではサメに襲われる映像を本物さながらに見ることができる。バンテン州タンゲランから来たというロビーさん(25)は「初めてVRを体験した。映像はリアルすぎてつい後ずさりしてしまった」と興奮した様子で話した。
 「ガンビルエクスポ」エリアには6月14日から開催されるサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会を盛り上げるため、大型モニターが数台設置される。W杯期間中は全ての試合をライブ中継で見ることができるという。
 テロ対策にも万全を期す。国際展示場のオキ・スティアワン支配人によると、ことしは国家情報庁と協力して警備システムを見直し、千人を超える警察官と国軍兵士を配置するという。
 イベント期間中、首都圏専用バス「トランスジャカルタ(TJ)」は、中央ジャカルタのモナス(独立記念塔)広場、東ジャカルタのプサット・グロシル・チリリタン(PGC)、カンプンムラユ、プロガドゥンから直接会場へ向かう臨時バスを運行する。
 開催期間は7月1日までの約40日間。開場は月〜木曜が午後3時半〜同11時、金曜は同11時半まで営業。土・日曜と祝日は午前10時〜午後11時。チケットは月曜が1人2万5千ルピア、火〜木曜は3万ルピア、金〜日曜と祝日は3万5千ルピア。(泉洸希、写真も)

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