密造酒の死者102人に ジャカルタ西ジャワ州 ブカシ市で新たに5人

 ジャカルタ特別州と西ジャワ州で拡大する密造酒被害で、3月末から22日までの死者数が両州で計102人に達した。国営アンタラ通信などが報じた。
 東ジャカルタのテーマパークのタマンミニに近い、西ジャワ州ブカシ市ジャティアシ郡の住宅地では13〜20日、新たに47〜58歳の男性5人が密造酒を飲んで死亡した。
 遺族の話では、住宅地近くにある売店では、約1年前から密造酒が売られ、約2カ月前からは人体に有毒なメタノールを増量した酒が販売されるようになったという。その後、この売店から酒を購入した客に被害が続出し始め、13日に1人、18日に3人、20日に1人が相次いで亡くなった。
 西ジャワ州警は密造酒製造グループの摘発を進めており、18日には元締めとされる男性を逮捕。供述から、2017年から密造酒の製造を続け、1日にボトル240本を製造していたという。同グループの構成員は、同男性を含む7人とみられ、同州警は未逮捕の4人を指名手配中。
 密造酒の被害は東ジャワ州にも広がっており、スラバヤ市タンバクサリ郡では22日、49〜53歳の男性3人、同州バニュワンギ県では4月に入り7人がそれぞれ死亡した。(中島昭浩)

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