配車サービス運転手殺害 西ジャワ州ボゴール県 遺体遺棄、車など強奪
国家警察は5日、オンライン配車サービスの四輪運転手(40)を殺害して西ジャワ州ボゴール県の山中に遺体を遺棄、車や金品を奪ったとして、男性容疑者を逮捕した。地元メディアが報じた。
調べでは、2日夜から3日にかけ、西ジャワ州ボゴール市内で四輪タクシーに乗った後、男性運転手の顔面などを鈍器のようなもので殴って殺害し、同州ボゴール県グヌン・ブンダル地区の山中に遺体を遺棄した疑い。車や携帯電話、現金なども奪ったという。
遺体は手足をひもで縛られ、ガムテープで目と口がふさがれていた。
2日夜から被害者が家に戻らなかったことを不安に思った遺族が、配車サービス運営会社や警察に通報。捜査の結果、5日に遺体が見つかった。
一方、被害者の遺体の写真がインターネット上に流出し、物議を醸した。地場系ゴジェックの運転手コミュニティーがインスタグラムのアカウントに投稿したためで、「遺体が発見された現場周辺では、午後8時以降のオーダーは受けない方がいい。遅い時間に通らなければならない時は、朝まで待つべき」とアドバイスするコメントもあった。
遺体が発見されたグヌン・ブンダル地区は、高地の観光地として知られるグヌン・ハリムン・サラク国立公園内にあり、チュルグ・チガメアの滝、チュルグ・パンゲランの滝などが有名。(中島昭浩)