イストラの改修完了 バド国際大会 イ・マスターズが開幕

 8月のアジア大会に向けて進められていた中央ジャカルタ区スナヤンの室内競技場イストラ・スナヤンの改修工事が終わり、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が23日、完成を宣言した。会場のテストも兼ね、高橋礼華・松友美佐紀組(日本ユニシス)らが出場するバドミントンの国際大会「インドネシア・マスターズ」が同日開幕した。

 イストラの改修は2017年9月に始まり、大部分が12月末で終了した。基本構造は維持し、照明や空調、監視カメラ、入場ゲート、座席などを一新。電光掲示板はセイコー製になった。以前からある木製の長椅子5人分10列の50人分を残し、施設の歴史を引き継いだ。
 式典でジョコウィ大統領は、ジャズなどの音楽イベントにも利用できると強調し、「生まれ変わった姿に驚いている。各種スポーツの場として利用してほしい」と述べ、改修完了を宣言した。アジア大会では、バドミントンとバスケット競技に使用される予定。
 10年に始まったインドネシアン・マスターズは未開催の17年を除き、ことしで8回目。今回は会場の空調や照明などのテストも兼ねる。
 世界ランキングを発表している世界バドミントン連盟(BWF)認定のワールドツアーの一つで、賞金総額は35万ドル。ダイハツ工業が冠スポンサー、ヨネックスやたばこ大手ジャルムなど8社がスポンサーになっている。
 初日の23日は、各カテゴリーの予選と、混合ダブルスの1回戦が行われ、日本の渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)が、ツェン・シーウェイ、ファン・ヤチョン組(中国)に0—2で敗退した。16年リオデジャネイロ五輪金メダリストで17年インドネシア・オープン王者のトントウィ・アフマッド、リリヤナ・ナトシル組は、ジュースを含むストレート勝ちで白星発進した。
 日本からは、17年にマレーシア・オープンでスーパーシリーズ初優勝を果たした福島由紀、廣田彩花組(再春館製薬所)やスーパーシリーズ・ファイナルで初出場、初優勝を果たした田中志穂、米元小春組(北都銀行)ら、全14人が出場する。
 観戦チケットはブリブリ・コムやチケット・コムで発売中。会場でも直接購入できる。オンライン価格は7万5千〜30万ルピア。(中島昭浩、写真も)

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