東ジャワ州 一騎打ち 副知事と社会相 地方首長選 (2018年01月11日)

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 統一地方首長選(6月27日投開票)の候補者登録締め切りは11日午前0時。候補者選びが混迷した東ジャワ州知事選は、イスラム政党・民族覚醒党(PKB)と闘争民主党(PDIP)の2大政党が手を組み、州副知事のサイフラ・ユスフ氏(53)とスカルノ初代大統領の孫プティ・グントゥル・スカルノ氏(46)のペアを擁立。同知事選へ3度目の挑戦となるコフィファ・インダル・パラワンサ社会相(52)との一騎打ちが決まった。                              
 国内最大のイスラム団体ナフダトゥール・ウラマ(NU)の地盤である東ジャワ州では、NU青年団アンソールの代表を務め地元に影響力を持つサイフラ氏が最有力と見られている。
 PDIP(メガワティ党首)は当初、サイフラ氏と組む副知事候補としてバニュワンギ県知事のアブドゥラ・アズワル・アナス氏(44)を推したが、アナス氏に「不倫疑惑」が流れ擁立を断念。PDIPの国会議員でメガワティ氏のめいにあたるプティ氏を土壇場で起用した。州議会の2大政党であるPKB、PDIPに加え、独自候補の擁立を断念したグリンドラ、福祉正義(PKS)両党もサイフラ・プティ組の支持を決定。与野党4党の選挙協力を得て有利に戦いを進めることになりそうだ。
 対するコフィファ氏はNUの女性組織代表を務め、立候補を機に社会相を辞任する。同氏と組む副知事候補のエミル・ダルダック氏(33)は歌手活動の傍ら2016年2月に31歳の若さで同州トレンガレック県知事に就任、大分県の立命館アジア太平洋大学(APU)で学んだ知日派でもある。
 中部ジャワ州は現職のガンジャル・プラノウォ知事(49)とスディルマン・サイド(54)前エネルギー鉱物資源相の一騎打ちとなる見通し。出馬観測が流れたガトット・ヌルマンティヨ前国軍司令官(57)は立候補を見送った。
 北スマトラ州では同州ゆかりのエディ・ラフマヤディ前陸軍戦略予備軍司令官(56)ら地元候補を相手にジャワ出身のジャロット・サイフル・ヒダヤット前ジャカルタ特別州知事(55)=PDIP=が挑む。ジャロット氏は支持政党獲得に苦戦したが、土壇場で開発統一党(PPP)が支持に回り、立候補にこぎ着けた。
 当初出馬を予定していた現職のトゥンク・エリー・ヌラディ知事(53)は政党の協力を得られず立候補を断念した。
 統一地方首長選は17州を含む171自治体の首長を一斉に選ぶ。立候補者は総選挙委員会(KPU)が審査し、2月12日に最終決定する。(木村綾)

(写真左)東ジャワ州知事選に立候補したコフィファ氏(右)とエミル氏=アンタラ通信、(写真右)サイフラ氏(左)とプティ氏=ドゥティックコム
(写真左)東ジャワ州知事選に立候補したコフィファ氏(右)とエミル氏=アンタラ通信、(写真右)サイフラ氏(左)とプティ氏=ドゥティックコム

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