きょうマスターズ開幕 宮里優作プロ初出場 目標は3位以内 「そのままを出す」

 男子ゴルフのアジアンツアー、インドネシアン・マスターズが14日、東ジャカルタ区ハリム空港そばのロイヤル・ジャカルタ・ゴルフクラブで開幕する。17日まで。初出場する日本のプロゴルファー宮里優作さん(37)は13日、同クラブでじゃかるた新聞の単独取材に応じ、「ことしやってきたことをそのまま出すだけ。目標は3位以内」と意気込みを語った。
 宮里さんは11日にジャカルタ入り。今季は4勝を挙げて初の賞金王を手にした。今季のプレーで心掛けたことは「とにかく体調だけ。連戦が続くので万全の状態で毎週臨めるように準備した」と振り返る。
 インドネシアには過去3度の試合参戦で来たことがあり、今回が4度目の来イ。「(気候が)暖かく食事もおいしいし、日本の方も多い。インドネシア人も人間味があり温かい」と話す。
 12、13日にプロ・アマと初めて回った同クラブのコースは「距離もあるしイマジネーションもある。難しい芝目も結構あって、パッティングは難しいと思う」と印象を語る。
 宮里さんの世界ゴルフランキングは58位(10日現在)。18年3月の米マスターズ・トーナメントへの出場資格となる50位以内を目指し、今大会の参加を決めた。
 予選は世界ランキング6位のジャスティン・ローズ(英国)とことしのアジアンツアー王者、ガビン・グリーン(マレーシア)と同組になった。両選手について「すごい飛ぶ(ショットの飛距離がある)ので、距離の置いていかれ方が半端ないと思うが、その中でも頑張る姿を見てほしい。アイアンショットが調子が良いので、そこに注目してほしい」と語った。
 今大会では3位以内を目標に掲げる。「いつもベスト10を目指して臨んでいる。そこから優勝争いに入り、展開次第では優勝を狙う。一番始めに気持ちをどこに置くかがとても大事。最初から優勝となるとゴルフが雑になる」と宮里さん。一方で、「(応援で)僕らも力を発揮できる。日本人も出ているので応援に来てもらいたいし、力を貸してください」とファンにメッセージを送った。
 インドネシアン・マスターズはことしで7回目。賞金総額は75万ドル。観客へのスタンプラリーも実施し、日本か韓国行きの航空券が当たる。
 日本からは宮里さんのほか、片岡大育(だいすけ)、秋吉翔太、川村昌弘、中西直人、高橋賢、竹安俊也の6選手が参加。大会本部は13日、小平智さんがけがで欠場すると明かした。
 予選初日のティーオフの時間は次の通り。秋吉(午前6時35分)▽片岡(同6時55分)▽宮里(同7時5分)▽川村(同8時5分)▽中西(同11時15分)▽高橋(同11時35分)▽竹安(午後0時35分)。(中島昭浩、写真も)

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