スラバヤ市が国内初受賞 環境改善、都市整備を評価 グローバル・グリーンシティー賞

 環境問題に取り組む非政府組織(NGO)「地球人間居住フォーラム」(本部・米ニューヨーク)はこのほど、東ジャワ州スラバヤ市に「グローバル・グリーンシティー賞」を贈った。表彰対象は環境に優しい街づくりを推進する都市で、スラバヤ市のトリ・リスマハリニ(通称リスマ)市長が主導してきた官民一体の環境改善、都市整備が評価されてインドネシア初の受賞となった。
 10月30〜31日、ニューヨークで表彰式とフォーラムが開かれ、リスマ市長は表彰式で「これからも官民一体で街づくり、より良い環境づくりに努めたい」とスピーチ。フォーラムでは、スラバヤ市が2005年から続ける環境美化運動「スラバヤ・グリーン&クリーン」に加えて、ごみ銀行の運営、公園整備などの取り組みが紹介された。
 リスマ氏はスラバヤ市の元職員。市公園清掃局時代に手がけたブンクル公園は、アジアの優れた建造物などを表彰する「アジア都市景観賞部門賞」を受賞した。10年の市長就任後も、公園整備や緑化政策、環境改善を進めて、12年には北九州市と環境姉妹都市となった。
 グローバル・グリーンシティー賞は、地球人間居住フォーラムが年1回、国連環境計画(UNEP)などのサポートを受け、世界各国に授与する「地球人間居住賞」の都市部門。13年には、横浜市が日本の自治体として初受賞した。
 地球人間居住賞はことし12回目。都市、観光地、建築物、交通、デザイン・設計、技術、個人の全7部門で、国連の掲げる「持続可能な開発目標」に取り組む国や自治体、個人などを表彰してきた。(上村夏美)

社会 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly