東ジャワ・フェア開幕 中小零細企業を支援 スラバヤ市
東ジャワ州スラバヤ市のモール「グランド・シティ・モール・アンド・コンフェックス・スラバヤ」で5日、東ジャワ州各地から中小零細企業が集まる展示会「東ジャワ・フェア」が開幕した。中小企業支援が目的。開幕後わずか2時間足らずで、国内外の企業と約7500億ルピア分の取引が交わされるなど、注目を集めている。
中小企業向けのイベントとしては東ジャワ州内で最大。2010年から毎年開催し、ことしで8回目。会場には中小零細企業を中心に約560のブースが並ぶ。15日まで。
ことしのテーマは「ショッピング、ファミリーレクリエーション、エンターテインメント」で、商談会だけでなく、同州の食文化や音楽コンサートなども楽しめる。
5日の開幕式には、エンガルティアスト・ルキタ商業相や同州のスカルウォ知事らが出席。同知事は「バイヤーと直接会うことができるなど、需要と供給を結びつけることで、地域経済の発展を助ける」と説明。同様のイベントをインドネシア各地で開くよう中央政府に求めた。
同知事によると、州民の9割近くは中小零細企業の働き手で、これら企業の支援に力を入れてきた。
東ジャワ州の17年上半期の経済成長率は5.21%で、州内の域内総生産(GRDP)に占める協同組合・中小企業部門の貢献は約60%だという。(毛利春香)