【じゃらんじゃらん】穏やかな休暇 家族連れや新婚客に人気 ロンボク島ギリアイル (2017年09月29日)

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 ロンボク島の西に浮かぶ三つのギリ島――トラワンガン、メノ、アイル――の中でロンボクに最も近いギリアイルに初めて行った。パーティーアイランドとも呼ばれるトラワンガンほどにぎやかではなく、最も開発の遅れたメノよりは便利なアイル。自然を楽しみながら穏やかな休暇を過ごした。

 ギリに行く方法は何通りもあるが、今回はバリ島デンパサールのスランガン島からスピードボートに乗った。2時間半後、ボートはまずギリトラワンガンで乗客のほどんどを下ろしてから目的地に着いた。強烈な日差し、バリでも見られないような、まぶしいほどに澄んだ水色の海。「きれい……」。ボートを降りる乗客からため息のような声が漏れた。
 ギリアイルは3島の中で唯一真水が出るのでこの名前が付いたのだが、私が泊まった宿の水は塩辛かった。人口は約1800人で、人々は迷路のように道が通っている島の内部に住んでいる。交通機関は他のギリと同様、馬車と自転車しかないと聞いていたが、電動バイクが走っているのを見た。ガソリンエンジンは禁止されているそうだ。でも電動バイクが多く走るようになれば、島の雰囲気はかなり変わるだろう。

■2時間で1周

 島はのんびり歩いて2時間ほどで1周できる。1日5万ルピアで自転車を借りて回ってもいいが、途中の砂地を押すのはつらい。泊まっていた東海岸の宿から南に下った。20分ほどでバリからのボートの発着場に着いた。ホテルやカフェが軒を連ねる島で一番にぎやかなところだが、ここを過ぎるとすぐに店が途切れて静かな海岸に出た。
 穏やかな海ではサーフボードに立ってオールをこいでいる人たちがいた。スタンドアップパドルサーフというスポーツだ。さらに歩いて反対側の西海岸に出た。広いビーチの一角にあるカフェで人々が夕焼け空を見つめていた。島内部の道に入ると、ヤシの木がまばらに生える空き地がいくつもあった。そして「売地」の看板が。
 ボートに乗ってポイントを巡るシュノーケリングも大きな楽しみだ。カフェなどの前に看板が出ているので、そこで申し込むか泊まっている宿に頼んでもいい(10万ルピア〜、シュノーケル、フィン込み、昼食は各自で取ることが多いので、現金の用意を)。今回一緒に旅した友人らはすぐそばでカメやエイを見たと興奮気味に話していた。

■「南国の楽園」気分

 海に潜らなくてもただ島を歩いたり、ビーチのカフェに座って海を眺めたりするだけでも十分「南国の楽園」気分を味わえる。スパで波の音を聞きながらマッサージを受けられるのも小さな島ならではのぜいたく体験だ。
 泊まった宿で働いていた地元女性によると、この数年でギリアイルにも外国人経営のカフェや宿が増え、これでも随分にぎやかになったそうだ。
 「施設が適度に整ったギリアイルは家族連れや新婚旅行客に人気。でももっと静かなところがいいのならギリメノがおすすめです。一昔前のギリの姿をとどめているから」。バリからのスピードボートはトラワンガンとアイルまでがほとんど。メノまでの定期便が増えれば開発は加速するだろう。次回はメノに行ってみたい。(北井香織、写真も)

海岸沿いの道。店はあるが落ち着いた雰囲気
海岸沿いの道。店はあるが落ち着いた雰囲気
昼間のビーチ。向こうにロンボクの山が見える
昼間のビーチ。向こうにロンボクの山が見える

夕方のビーチ。沖ではスタンドアップパドルサーフを楽しんでいる
夕方のビーチ。沖ではスタンドアップパドルサーフを楽しんでいる
夕日
夕日

伝統家屋スタイルの宿
伝統家屋スタイルの宿
白砂の海岸が続く
白砂の海岸が続く

シュノーケリングに出かける人々
シュノーケリングに出かける人々
波の音を聞きながらマッサージ
波の音を聞きながらマッサージ

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