留学生、5年で倍増 日本語学校は6倍に (2017年09月20日)

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 日本留学を志すインドネシア人学生向けの第24回日本留学フェアが、10月7日に東ジャワ州スラバヤのスクエア・ボールルームで、8日に中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で開かれる。日本へ留学するインドネシア人は過去5年で倍増しており、各学校は英語プログラムや奨学金の充実を図っている。学生にとっては一度に情報収集できる機会となりそうだ。

 留学フェアは日本学生支援機構(JASSO)が主催。大学や専門学校、日本語学校など、スラバヤで49機関、ジャカルタで79機関が出展し、留学情報を提供する。
 JASSOの調査によると、インドネシア人留学生数は2016年、4630人を記録し、11年からの5年で倍増した。学校別では、大学・大学院への留学が全体の65%を占めている。
 JASSOは、日系企業の進出が進んだ▽大学の留学誘致ターゲットが中国から東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国にシフトしてきた▽英語で学位を取れるコースが増えた――ことなどが、増加の背景とみている。
 だが国別では、中国・ベトナムからの留学生の合計が全体の6割を占めるのに対し、インドネシア人留学生はわずか2%にとどまる。インドネシア国内でも、留学先としてはシンガポールやオーストラリアが主流だ。在インドネシア日本大使館で教育を担当する山口敬一1等書記官は、「授業料免除や奨学金もあり、私費留学のコストパフォーマンスは決して悪くないはず。日本の大学を、どう知ってもらうかが課題」と強調する。

■口コミで学生急増

 そんな中、口コミで留学生を獲得し、着実に増やしているのが日本語学校だ。インドネシア人留学生は16年現在960人で、過去5年で6倍に伸びている。
 中でも大阪外語学院(大阪市)は、ここ2年でインドネシア人学生が約100人増えた。10月には約30人が新たに入学してインドネシア人学生は約120人となり、学生全体の3分の1を占めるようになるという。
 同学院でインドネシア人留学生を担当する中平誠さんは「学生が友達を紹介し、その友達がまた紹介してというように、2年前から急に増え始めた」と話す。大阪の都心にあり、アルバイトがしやすい▽学校近くに学生寮がある▽ムスリム向けの礼拝室がある――ことなどが評判を呼んでいる。
 口コミが広がり、提携しているジャカルタ特別州や西ジャワ州バンドン市内の7大学の学生以外からも、同学院のインドネシア語版フェイスブック経由で問い合わせが来るようになった。今後は既存のジャカルタ事務所に加え、西ジャワ州バンドンやブカシにも新たに事務所を構え、留学希望者に対応していく。(木村綾)

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